さっき、

酸化しかけのワインを早く処理しようと思って

スーパーで鶏の唐揚げとチーズとサラダを買ってきました。

腹も減ってたし、勢いよく唐揚げに食らいつき

ワインで流し込んだ時に、突然涙が止まらなくなりました。


いやいや、更年期障害ではありません。

実はこれは、鶏にかぶりついた瞬間に

ふと昨夜見た夢を思い出したが為の反応だったんです。





えーとね。




夢の中でのことなんですが、僕と大好きな彼女は、鶏だったんですね。

そしてある日、赤札的なものが彼女に届いて

彼女は殺されることに決まったんです。

食用に。


そのことを知って、僕はこの世の終わりくらいに悲しくなったけど、

彼女を含め、周りのみんなはそのことに誇らしげなんです。

意味がわからない僕はただオロオロするしかなかったのですが

あっという間にその日はやってきて、いよいよ彼女は連れて行かれました。

別れ際に、僕は涙が止まらなかったけど、彼女はとっても誇らしげに微笑んで言うのです。

私は幸せです。今までありがとう。

あなたにも早く幸せが訪れますように。



で、このとき目が覚めて、何とも言えない気持ちで今日一日を始めたわけですが

一日経ってすっかり忘れていたはずなのに、

まさかこの晩飯のタイミングで思い出すとは、思いもよらずサプライズだったわけですが

この夢のせいでこんなにも鶏に想いを馳せ、こんなにも唐揚げの味が悲しい味になって

迫ってくるとは、何とも不思議な感覚でした。



昔、地球は平面で、海の端は滝になっていると考えられていました。

今は常識的にそんなことはなく地球は丸いことになっています。

ちょっと前までは、今でこそ常識になっている、地球の自転や公転も

発言したら狂人扱いだったわけです。

何が言いたいかというと、今の常識を疑って考えてみるのも面白いってことです。

今、僕らが常識的に疑っていないことが、事実ではなく

本当の世界はこういうことでした。ってことは実は結構あると思います。




例えば、牛は哺乳類なんで、俺が夢の中で経験した鶏よりもずっとずっと賢いことになっています。

最近では牛小屋の鍵を口でうまいこと解錠し大脱走した牛も出たそうです。


もしかしたら、、、


実は、牛は人間の言葉を全部わかっていて、


牛の横でドナドナを歌うと


牛の心拍数がバクンバクンにアガるかもしれません。もー!やめてよモー!



また、もしもですが、

あの可愛らしい見た目のイルカの大好物が

実は、人間。

イルカは人間を見ると一目散に食らいつく。いや、食らいつかずにはいられない。

で、知能も高いので駆除するのも大変。人間、マイウー!


だった場合。


海中で『キュッキュッ』という可愛らしい鳴き声が聞こえても、

もはや、それは恐怖でしかないです。

それでも、イルカを今と同じ扱いにするのかどうか??

牛を食べるのにイルカは食べちゃダメってのは、結局、人間から見た好みの話でしょう。



植物に話しかけると元気に育つってのは今や常識ですし

いずれ、植物用の『翻訳こんにゃく』的なものができるかもしれません。

水をあげると『ありがとう。ヒロ。』って言ってくれたりする。





で、そいつらを食っているのは僕らの勝手なんです。

当然ながら、僕の彼女も好んで食われたわけではないはずです。

僕らは、生きている以上、なにかの生命をいただいているわけです。

命のない石ころを食っては生きていけないわけですから。




笑いどころがない上に、かなりまとまりの無い話になってしまったので

そろそろシメたいと思います。

極論ですが、昔の偉人がこんなことを言っています。





われわれは喰人種の話になると、彼らのむき出しの野蛮さを冷笑し、いかにも上品な

文明人らしい顔をしてみせる。だが、相手を喰うために戦う人間と、

相手をただ殺すためにのみ戦う人間と、一体どちらが野蛮なのだろう。


(モーパッサン)







モーお腹いっぱい。ケッコー酔っ払ったし。いつも飯が食えてることに感謝したいです。


(ハラミ大好き人間)





ようつべカスタマイザ