先日、髪を切りにいきました。
知ってる人は知ってると思いますが、僕はしばらく、髪を後ろにくくれる状態で、武士のチョンマゲみたいな髪型になっていたのですが、
いつもカットをお願いしている担当の方に
席に着くやいなや、
『いらっしゃいませ。えーと、、今日は八代将軍でしたか?』
と、聞かれ、いきなり『ボケましょう』ですか?
と思いながら、
『いや、今日は綱吉で。』
と言い、我ながらサムい返ししてもた。と思いました。
しかしながら僕は芸人でもないし、まあ、許してよ。
などと心の中で言い訳をしながら、鏡越しに美容師を見てみると
彼は、身体をビタッと硬直させたまま絶句してるんですよね。
僕は、いやいや、そこまでサムないやろ?そんなきっついリアクションせんでえーやんか。
と、思っていたところ、美容師が言うのです。
『どーいうことですか?』と。
サムい返しを誘っておきながら、その上、このサムい返しを説明しろというのか?
当然ながら、自分のサムい返しを説明すると、寒さがさらに上塗りされ、
この辺り一帯は極寒の世界になってしまうわけです。
僕 ⇨ 『えーーと、この辺り、北極になるけど、大丈夫?』
彼は絶句です。
耐えられません。
僕は、美容室に来ていきなりこの仕打ちはいかがなものか。と、少し怒りすら覚えました。
僕 ⇨『冷蔵庫ですか?』
美容師 ⇨『えっ?』
僕 『ここはすでに冷蔵庫なんですね?』
僕 『僕は南国育ちなんで、こんなにサムいところは無理なんです。許して下さい』
美容師『 言ってる意味が全くわかりません』
僕 『・・・・・。』
美容師 『・・・・・・。』
僕 『・・・・八代将軍でいいです。』
美容師 『なにいってんすか?アハハ。。』
僕 『いやいや、さっきいうたやろ?今日は八代将軍ですか?って』
美容師 『なに言ってんすか?』
僕 『えっ?』
美容師 『・・・・・。』
僕 『・・・・・。』
美容師 『・・・・・。』
僕 『・・・・・・。』
話は変わりますが、今回ではなく、前回この美容室に髪を切りにきたときの話なんですが、
僕は美容室に行く前に、シャワーを浴びていたんです。
さっぱりして風呂をでて、真っ裸でバスタオルでガシガシ頭を拭きながら、
真ん中の部屋を通り過ぎ、窓のある奥の部屋へ服を取りに向かいました。
すると、窓を開けていた隙間から、何かデカい物体が入ってきたのです。
スズメバチっぽく見えました。
まさかと思い、目を凝らしてよく見てみました。
すると、スズメバチに見えていた物体は
完全なスズメバチでした。
それはもう危険すぎる、オレンジ色と黒のシマシマをした完全体のスズメバチでした。
僕の部屋の窓には網戸が無いので、窓際に『虫除け当番』と『虫コナーズ』をおいていたのです。
しかし、スズメバチはその二大虫除けをものともせず、完全にムシして入ってきたのです。虫だけに。
おいおい。。
さすがに焦りました。
外で出会ってもビビるのに、部屋に入ってきたのです。
その上僕はまっ裸です。マッパにバスタオルという状態です。
思わず後ずさりして、元きた部屋へ戻りました。
扉を閉めてこちらには来ないようにして思いました。
ヤバい。なんでこのタイミング?美容室予約してんのに。。
窓からおとなしく出て行ってくれないものか?
と思い、恐る恐る扉を開いてみると、部屋の中を物色するようにゆっくりと飛び回っていました。
そして、窓の方へ飛んで行ったかと思うと
そこから外へは出ずに、直ぐにまたこちらに戻って来るということを繰り返しているのです。
おしい!もーちょっとやんか。
その間に美容室に電話して予約の時間ズラしてもらおうと思ったのですが、
よく考えると携帯はスズメバチのすぐそばです。
『あかん。こーなったら無理やりお帰り頂くしかない』と思い、
持っていたバスタオルをスズメバチめがけて投げました。
驚いたスズメバチは勢いよく窓の方へ行きました。ブーーン。
よしっ!
しかし、どういうことでしょう。スズメバチは窓の方へ行った後
また直ぐにこちらへ戻ってくるのです。
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
あっ!!!
そのとき僕は気付いてしまったんです。
スズメバチがどうして出て行かないのかを。
そうです。勘のいいあなたなら既にお分かりだと思います。
コナーズが効いている。。
窓際に置いてある、虫コナーズと虫除け当番が効いているのです。ここにきて。
虫コナーズとか虫除け当番などが
この状態で効いてしまうと
それはもはや虫コナーズや虫除け当番ではなく
『ムシ・クルーズ』とか『虫捕り当番』
に改名するべきで
現に、スズメバチは完全に外へ出れなくなってしまっていたわけです。
しかし、そのとき僕はもう一つ、重大なことに気づいてしまったんです。
『外に出られなくなっているのは、スズメバチだけじゃなく自分もだ』ということを。
そうです。先ほどスズメバチへバスタオルの一撃を見舞ったために
僕は完全体でマッパになってしまったのです。
その瞬間、僕はスズメバチに対して、『お互いに外に出たいが出れない』という
奇妙なシンパシーを感じつつも
冷静に考えて、
この状態で、もしも玄関から人が入ってきたら
申し開きのしようもない状態だと気づいた僕が次にとった行動は
玄関の鍵を閉めるということでした。ガチャり。
これで、僕はスズメバチからの退路を自ら絶ったわけです。
そして、このまま待っていたのでは埒があかないと感じた僕は、意を決して
スズメバチのいる部屋へマッハで飛び込み
殺虫剤をゲットして、僕とスズメバチは
裸どうしで格闘し
30分の死闘の末、ついにスズメバチを倒したのです。マッパで。
しかしさすがの僕もスズメバチ相手には無傷では勝利できませんでした。
格闘の際、スズメバチから攻撃を受けているとき
マッパに殺虫剤を持ち、蜂の攻撃から逃げ回っていたオッサンは
勢いよくジャンプして
部屋と部屋を仕切っているサッシに
勢いよく頭をぶつけていたんです。
マッハで。
その時はアドレナリンやらドーパミンやらがドバドバ出ていたので
痛みを我慢できていたのですが
死闘が終わった時に
頭の痛さが尋常でないので、手で触ってみたところ
どデカイたんこぶが出来ていて、しかも
Bleeeeeed(出血)していました。
よく見ると、かかとの上のアキレス腱の部分も
どこかにぶつけて激しくbleedしていました。
しかし、美容室を予約していた僕は
早く美容室に行かなければ。と、夕日の沈みかかった状況のメロスよろしく
頭と足から流れ出す血もそのままに美容室へと向かいました。
そして、なんとか美容室にたどり着き
セリヌンティウス(美容師)に、この一時間に起こった
『スズメバチ襲来』の転末を話して、
ひどく膨れ上がった出血たんこぶをゲラゲラと
笑われることになったのでした。
これが前回、美容室に行ったときの話です。
そして今回、冒頭にも書いたように
美容室に着くなり『八代将軍』の恥ずかしめを受けることとなったわけです。
勘のいいあなたなら
もう気づいてるかもしれませんが、
一応書いておくと
今回、僕が美容室に行って席に着くなり
美容師が『いらっしゃいませ。えーと、、今日は八代将軍でしたか?』
と言っていたのは、実は
『いらっしゃいませ。えーと、、今日は蜂大丈夫でしたか?』
と言っていたのでした。
知ってる人は知ってると思いますが、僕はしばらく、髪を後ろにくくれる状態で、武士のチョンマゲみたいな髪型になっていたのですが、
いつもカットをお願いしている担当の方に
席に着くやいなや、
『いらっしゃいませ。えーと、、今日は八代将軍でしたか?』
と、聞かれ、いきなり『ボケましょう』ですか?
と思いながら、
『いや、今日は綱吉で。』
と言い、我ながらサムい返ししてもた。と思いました。
しかしながら僕は芸人でもないし、まあ、許してよ。
などと心の中で言い訳をしながら、鏡越しに美容師を見てみると
彼は、身体をビタッと硬直させたまま絶句してるんですよね。
僕は、いやいや、そこまでサムないやろ?そんなきっついリアクションせんでえーやんか。
と、思っていたところ、美容師が言うのです。
『どーいうことですか?』と。
サムい返しを誘っておきながら、その上、このサムい返しを説明しろというのか?
当然ながら、自分のサムい返しを説明すると、寒さがさらに上塗りされ、
この辺り一帯は極寒の世界になってしまうわけです。
僕 ⇨ 『えーーと、この辺り、北極になるけど、大丈夫?』
彼は絶句です。
耐えられません。
僕は、美容室に来ていきなりこの仕打ちはいかがなものか。と、少し怒りすら覚えました。
僕 ⇨『冷蔵庫ですか?』
美容師 ⇨『えっ?』
僕 『ここはすでに冷蔵庫なんですね?』
僕 『僕は南国育ちなんで、こんなにサムいところは無理なんです。許して下さい』
美容師『 言ってる意味が全くわかりません』
僕 『・・・・・。』
美容師 『・・・・・・。』
僕 『・・・・八代将軍でいいです。』
美容師 『なにいってんすか?アハハ。。』
僕 『いやいや、さっきいうたやろ?今日は八代将軍ですか?って』
美容師 『なに言ってんすか?』
僕 『えっ?』
美容師 『・・・・・。』
僕 『・・・・・。』
美容師 『・・・・・。』
僕 『・・・・・・。』
話は変わりますが、今回ではなく、前回この美容室に髪を切りにきたときの話なんですが、
僕は美容室に行く前に、シャワーを浴びていたんです。
さっぱりして風呂をでて、真っ裸でバスタオルでガシガシ頭を拭きながら、
真ん中の部屋を通り過ぎ、窓のある奥の部屋へ服を取りに向かいました。
すると、窓を開けていた隙間から、何かデカい物体が入ってきたのです。
スズメバチっぽく見えました。
まさかと思い、目を凝らしてよく見てみました。
すると、スズメバチに見えていた物体は
完全なスズメバチでした。
それはもう危険すぎる、オレンジ色と黒のシマシマをした完全体のスズメバチでした。
僕の部屋の窓には網戸が無いので、窓際に『虫除け当番』と『虫コナーズ』をおいていたのです。
しかし、スズメバチはその二大虫除けをものともせず、完全にムシして入ってきたのです。虫だけに。
おいおい。。
さすがに焦りました。
外で出会ってもビビるのに、部屋に入ってきたのです。
その上僕はまっ裸です。マッパにバスタオルという状態です。
思わず後ずさりして、元きた部屋へ戻りました。
扉を閉めてこちらには来ないようにして思いました。
ヤバい。なんでこのタイミング?美容室予約してんのに。。
窓からおとなしく出て行ってくれないものか?
と思い、恐る恐る扉を開いてみると、部屋の中を物色するようにゆっくりと飛び回っていました。
そして、窓の方へ飛んで行ったかと思うと
そこから外へは出ずに、直ぐにまたこちらに戻って来るということを繰り返しているのです。
おしい!もーちょっとやんか。
その間に美容室に電話して予約の時間ズラしてもらおうと思ったのですが、
よく考えると携帯はスズメバチのすぐそばです。
『あかん。こーなったら無理やりお帰り頂くしかない』と思い、
持っていたバスタオルをスズメバチめがけて投げました。
驚いたスズメバチは勢いよく窓の方へ行きました。ブーーン。
よしっ!
しかし、どういうことでしょう。スズメバチは窓の方へ行った後
また直ぐにこちらへ戻ってくるのです。
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
なんで?
あっ!!!
そのとき僕は気付いてしまったんです。
スズメバチがどうして出て行かないのかを。
そうです。勘のいいあなたなら既にお分かりだと思います。
コナーズが効いている。。
窓際に置いてある、虫コナーズと虫除け当番が効いているのです。ここにきて。
虫コナーズとか虫除け当番などが
この状態で効いてしまうと
それはもはや虫コナーズや虫除け当番ではなく
『ムシ・クルーズ』とか『虫捕り当番』
に改名するべきで
現に、スズメバチは完全に外へ出れなくなってしまっていたわけです。
しかし、そのとき僕はもう一つ、重大なことに気づいてしまったんです。
『外に出られなくなっているのは、スズメバチだけじゃなく自分もだ』ということを。
そうです。先ほどスズメバチへバスタオルの一撃を見舞ったために
僕は完全体でマッパになってしまったのです。
その瞬間、僕はスズメバチに対して、『お互いに外に出たいが出れない』という
奇妙なシンパシーを感じつつも
冷静に考えて、
この状態で、もしも玄関から人が入ってきたら
申し開きのしようもない状態だと気づいた僕が次にとった行動は
玄関の鍵を閉めるということでした。ガチャり。
これで、僕はスズメバチからの退路を自ら絶ったわけです。
そして、このまま待っていたのでは埒があかないと感じた僕は、意を決して
スズメバチのいる部屋へマッハで飛び込み
殺虫剤をゲットして、僕とスズメバチは
裸どうしで格闘し
30分の死闘の末、ついにスズメバチを倒したのです。マッパで。
しかしさすがの僕もスズメバチ相手には無傷では勝利できませんでした。
格闘の際、スズメバチから攻撃を受けているとき
マッパに殺虫剤を持ち、蜂の攻撃から逃げ回っていたオッサンは
勢いよくジャンプして
部屋と部屋を仕切っているサッシに
勢いよく頭をぶつけていたんです。
マッハで。
その時はアドレナリンやらドーパミンやらがドバドバ出ていたので
痛みを我慢できていたのですが
死闘が終わった時に
頭の痛さが尋常でないので、手で触ってみたところ
どデカイたんこぶが出来ていて、しかも
Bleeeeeed(出血)していました。
よく見ると、かかとの上のアキレス腱の部分も
どこかにぶつけて激しくbleedしていました。
しかし、美容室を予約していた僕は
早く美容室に行かなければ。と、夕日の沈みかかった状況のメロスよろしく
頭と足から流れ出す血もそのままに美容室へと向かいました。
そして、なんとか美容室にたどり着き
セリヌンティウス(美容師)に、この一時間に起こった
『スズメバチ襲来』の転末を話して、
ひどく膨れ上がった出血たんこぶをゲラゲラと
笑われることになったのでした。
これが前回、美容室に行ったときの話です。
そして今回、冒頭にも書いたように
美容室に着くなり『八代将軍』の恥ずかしめを受けることとなったわけです。
勘のいいあなたなら
もう気づいてるかもしれませんが、
一応書いておくと
今回、僕が美容室に行って席に着くなり
美容師が『いらっしゃいませ。えーと、、今日は八代将軍でしたか?』
と言っていたのは、実は
『いらっしゃいませ。えーと、、今日は蜂大丈夫でしたか?』
と言っていたのでした。