チムサーチョイの空中クリスマスイルミネーション
 
苦労から抜け出したいなら、
肩の力を抜くことを覚えなさい。

斎藤茂太さん
 
クリスマスが近づき、
イルミネーションが輝き始めると
やはりウキウキします。
 
でも
 
香港では、コロナ感染者の急激な増加が見られ
第4波が来たと言われていますが、
規制がまただんだんと厳しくなっています。
 
 
少し前までは、地場での感染者数ゼロや
1桁台を保持してきましたが
今日においては、80人がすでに感染が確認されました。
 
 
明るい話を聴きたいと思いつつ
耳にするのは、12月のX DAYの話。
 
実は、実に心が重くなる話です。
 
香港では、大手企業も経費削減、
事業見直し、人員削減等で
事業の生き残りを図るために必死です。
 
今まで企業へ、政府から企業に対し
従業員給与の50%(上限9,000香港ドル/月)を6ヶ月間補助する「ESS(保就業計劃)」
がなされてきましたが、
11月以降は、補助金を受けれる企業は大幅に減ります。
 
 
今まで、資金面で、
なんとか持ち堪えてきた企業も
いよいよこれを保持していくことが難しくなります。
 
 
そんな中、企業の水面下で進んでいるのは12月の人員削減。
政府からの補助金が終了し、
社員のダブルペイ(月基本給1ヶ月分を年に1度支払う(1ヶ月に2ヶ月分払う)の時期を控え
資金がショートしてしまう会社が多いと見られています。
 
 
企業経営者層の方が
集まって最近される話題は
 
「あなたの会社は、12月に人員をキルのでしょうか?」
 
と言う話。
 
実は、香港では
多くの会社は、社員をクビ(退職させる)にさせる日を決めておき
そのターゲットの日までに周到に準備がなされます。
 
その日には、
 
社員が出社した後
タイミングを見計らって、退職に一気に持ち込むのです。
(もちろん、企業によって様々な形がありますが)
 
 
「今までありがとうございました。
 本日で、あなたには退職してもらいます。
 今から、会社関係のものは触らないでください。
 私物のみをお持ち帰りください。」
 
「お給料、退職に関するお金の話は
 荷物を整えた後、いたします。」
 
説明を聞き終わったと
大きな異議、反対がない場合は
某書類にサインをして、退職(クビ)となるわけです。
 
私も実は、
何度かこのような場面を目にしてきました。
心苦しくあるのですが
香港では、実はよくある風景です。
 
 
 
12月…
 
 
 
今までなんとか政府の補助金によって持ち堪えてきた企業も
いよいよ難しくなってきている。
12月には、これ(クビ)を行う企業が大幅に増えるでしょう。
 
 
すでに私も
5本の指では収まらない数の企業が
すでにその日のために準備をしていると聞いています。
 
会社を守るため
ひとりでも多くの社員を守るためのことですが
心が痛いですね。
 
 
世の中が暗いニュースや出来事が多くても
香港の街中の明るいクリスマスイルミネーションを見ると
今年もクリスマスが近づいてきてるんだと
少し明るい気分になりますクリスマスツリーキラキラ
 
 
今年は少し複雑な思いもありますが
希望を忘れずに生きてきた先人のこの言葉を思い出します。
 
悪い時が過ぎれば、
よい時は必ず来る。

おしなべて、
事を成す人は必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、
静かに時の来るのを待つ。

松下幸之助 
 
 
時が来るのを待つとしよう
 
そして、日々の中に
小さくとも喜びを楽しみを見つけよう音譜
 
 
先行きが不透明な時代…
このサボテンを見るたびに
心が温まる。
これも私の小さな喜び。
 
 
あなたが、11月も12月も明るく前を向いて歩けますように。
 
 
では…
 

 

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