井上ひろみです。
香港在住23年。
香港に来てから、最初の10年は..主婦をしていました。
働くとことが大好きでしたが、
子供が出来てからは、
自分で育てたいと強く思うようになって...
女性が働くことが当たり前の香港では
まわりからは「働かないで専業主婦なんて」など
いろいろ言われましたが夫もそのことを承諾してくれ、
10年間 子供たちとじっくりと子育てを
通して向き合うことが出来ました
これは、本当にありがたかったです。
しかし、主人の退職・長い休暇を機に
わたしは再就職を決意します。
当時、10年以上もの間 働いてこなかったということは
大きなブランクと感じ、大きな不安を
実は、抱えていました。
正直...10年のブランクって...長いですよね。
自分ではそう思っていなくても企業はそう言います。
再就職 って
考えただけで正直コワかったんです。
10年経ったら、オフィス機器なんかすべて新しいものに変わっているし、
PC操作も随分と変わっている。
「社会に、会社についていけるのだろうか?」
「自分を採用してくれる会社なんてあるの?」
と心配で仕方ありませんでした。
でもね...そんなこと言ってられない!
どうしようもない時ってあるじゃないですか?
生活にも 子育てにもお金が必要です。
貯金を切り崩すしかない生活の中で...
目減りする通帳の数字とのにらめっこ。
我が家の場合、主人の次の職場が決まるまで...
長い時間が必要でした
本当に長い時間でした...
「もう、自分がやるしかないっ...」
てところまで追い込まれてからの
働くぞっ!っていう行動です。
その時の覚悟は、
「主人がもし、働けないようなことになったら、
わたしがこの家の大黒柱になろう。」
でした。
(と言っても 主婦あがりの私に何ができるか?
とは、不思議とおもわなかった世間知らず。笑)
そんなわたしの10年以上ぶりの再就職活動...
勉強して、調べて、人材紹介会社に登録して
履歴書(日、英)、職務経歴書(日、英)作って...
海外で就職するために必要なあれもこれも
基本的なことは、一応全部しました。
やるしかなかったですから...笑
結果的には、10年ぶりの再就職先が
思ったより早く 決まりました
実は...
その時の面接担当官(その後の上司)の お言葉は...
「採用の決め手は、根性ありそうだったから...」
でした。
それってどうよ!!!
と思いましたが、とにかく10年以上のブランクのあったわたしは再就職を果たすことが出来ました。
理由は、何であれ、再就職の第一歩が始まりました。
そして、
そこからの仕事でのキャリアは
私自身を大きく変えてくれるものになりました。
この経験で読んでくれている人に伝えたいのは、
たとえ、長いブランクがあっても
あきらめないでほしい。
ということ。
そして、「とにかく、働きたいと思ったら挑戦してみて!」ということです。
上手くいかないこともあります。
知り合いで50歳を超えた方も転職をしたり
ある方は、事業を起こしたり、
フリーランスの仕事をしたりして仕事をしています。
どうにもならないことも
時にはありますが
決してあきらめなかった方たちです。
その後の私ですが
採用してくれた会社で 約9年働くことになりました。
働き始める前の
怖がってた
自信のなかった
あの頃のわたしに言ってあげたい!
「あなたの未来は面白いことになっているよ!」
と。
今、コロナの影響で本当に先の見えない時であったり
今まで当たり前だったことが、
突然変わってしまったりしています。
それでも思うのです。
それでもお伝えしたいのです。
決して あきらめないで! と
では...
井上ひろみ