先日、彼の大事にしていたバイクを見かけた。
バイクが大好きだった彼。
走っているバイクをつい見てしまう。
彼が乗っているわけではないのに、おバカな私
いつものようにバイクに目が。
あれ?
彼のバイクに激似❗
よくよく見たら、息子くん!
以前、
彼がまだ生きていたとき。
「バイクは売る」
と言っていたので、
「○○○←息子くんの名前
にあげればいいやん!」
と言った私。
「元気になったらまた乗ったらいいし、せっかく自分の思いどおりにカスタムできたんやから。売るくらいならのってもらえばいいやん」
分かってたよ。
もう二度と乗ることはないって。
でも希望を持ちたかったんだなぁ。そんな叶うことのない話をよくしていたもんです。
もう一台のバイクは、私にくれるって言ってました(笑)
免許ないのに(笑)
息子くん、大事に乗ってくれてるんだなぁ。
よかった。
息子くんは、彼には似ていない。
でもとってもかわいい❗
今年二十歳になった。
彼がいなくても、しっかり生きていってほしいな。
もうちょっとで
彼がいなくなって丸2年。
今も、信じられません。
いないんだよ、本当に。
自分に言い聞かせる日々がまだ続いています。
写真を見て。
もう、いないんだと思って
言い聞かせると
彼が亡くなった、あの日を思い出す。
息をしなくなった彼が
布団に寝ている姿を思い出す。
思い出したくない。
いや、思い出してあげないと、誰が彼を思い出すの?
そんな気持ちの中で
揺れて。
二度と、あんな辛いおもいをしたくない。そうおもってしまう。
でも、
彼にこんなおもいをさせなくて、
私が引き受けてよかった。
彼は自分が先に死にたいって言ってた。
私が見送らなきゃと思ってたけど、早すぎるよ。
すべてが辛すぎた。