日曜日の夜はいつも「ぽつんと一軒家」を見るんだけど、私の故郷徳島県の山奥の家が出てた。


その家でテレビのスタッフさんがよもぎ餅をご馳走になっているのを見て私の子供時代を思い出した。


産まれ育った家は茅葺きの昔ながらの家で幼少期は裸電球一つ、台所も広い土間にかまどが二つ。


電化製品は何もなく洗濯物は洗濯板でテレビもなくラジオだけあった。


まさしくとなりのトトロの時代


村に一軒雑貨屋があるだけで冷蔵庫もないので生肉を食べる事もなかった。


そんな生活の中で農業に忙しい母親だったが、たま~によもぎ草を摘んできて手作りのよもぎ餅を作ってくれた。




市販のお菓子などめったに食べる機会のない生活なのでよもぎの香りがするよもぎ餅はめちゃくちゃ美味しかったおねがい

今でもスーパーでよもぎ餅を売っているが手作りの餅とは全然違う。

番組の中で郷土料理として魚をゆず酢でしめて寿司飯を大きめに握ってその上にしめた魚をのっけるのも懐かしい味

回転寿司で食べる握り寿司の何倍も大きいので二個位でお腹いっぱいになる。

切り身をのせるのもあるが開いた魚をまるまる一匹のせるのもある。

コロナで故郷に帰る機会がなくなったが、テレビで見てあの味を食べに帰ろうかなって思った。

でも、子供時代に食べた母親手作りのよもぎ餅はもう二度と食べれない

田舎の方に行けばよもぎ草は咲いていると思うけど、私には作り方がわからない。

テレビでスタッフさんが「美味しい、美味しい」と言いながら食べてるのを見て久しぶりに子供時代に食べた味が
よみがえってきた。