オートパイロット(オートスパンカー、トローリングモーターともよびます)とは、船首または船尾に取り付ける、エンジンではコントロールできない細かなボート操作を行うための補機です。
私のボートもMINNKOTA(ミンコタ)オートパイロット(RT55SP)を以前より装備していますが、重いモーターの上げ下ろしに労力がかかり、ここ最近はすっかり出番がありませんでした。
しかも、オートといいつつ風や潮の力や向きが変わるたび手動でコントロールしなくてはならないセミオートで、ロッドとリール操作をしながらポイントキープは事実上不可能でした。
ところが最近のオートパイロットの進化は目覚ましく、最新のMINOTA iPilotは、GPSの位置情報を利用しポジションをキープしたり、風や潮流変化でズレた船首の方向を自動修正することができます。
新品価格で20数万。 気にはなっていたものの、導入は見送っていたました。
先日マリーナの知人と話したところ、コントロール部分のみの後付けでオートパイロットからiPilotに機能拡張できることがわかり、さっそくキットを取り寄せました。

2016年12月17日
天候もよく、取り付け作業を行いました。
付属されていた英文マニュアルを見ながらおよそ3時間半。
まず両サイドのサイドプレートをはずします。

ヘッド部分のカバーもはずし、基盤に接続されている6つのケーブルを外したのち、基盤とジャイロ部分を取り外します。


はずした6つのケーブルの先端を圧縮チューブで包み、熱で温め収縮させ塞ぎます。
ヒートガンがあればいいのですが、私はライターで熱しました。
マニュアルにも「熱しすぎ注意」と書いてあり、少し心配です。

圧縮チューブで包んだ不要となった6本ケーブルはヘッドの空スペースに巻き込むようにして格納しておきます。

キットに付属しているヘッドカバーをかぶせ、ヘッド下部のフタを取り外しておきます。
フタを取り外してできた穴からiPilotコントローラーケーブルを引っ張り出し、キットに付属している新しいフタをかぶせて穴を塞いでおきます。


ヘッドをネジ止めし、ヘッド部分は完成。 ここで一息。

次にセンターハウジング部の作業に入ります。
最初にサイドプレートを外してあるので、センターハウジングのカバーは簡単に外れます。

センタハウジング上部から出ている2本のステアリングケーブル(黒、白のケーブル)を外しておき、ストレインリリーフ(ケーブルクランプ)のネジをいったん緩め、iPilotコントローラーケーブルから延びる白黒の2本ケーブルを挟んでネジを締めます。
白黒2本ケーブルはネジを締めた状態でも前後にフリーに動かすことができるはずです。
(下の写真はわかりづらいですが、ストレインリリーフにケーブルを収めた状態)

センターハウジング上部から延びる白黒2本ケーブルと、iPilotコントローラーケーブルから延びる白黒の2本ケーブルを接続し(白→白、黒→黒)、圧縮チューブで保護し、不要となった白黒ケーブルも圧縮チューブで先端を塞ぎます。

コードを挟まないようセンターハウジングのカバーをかぶせ、サイドプレートを再び取り付けたら、すべての工程は終了!


すでに夕暮れ近い時間だったので、ボートを海に浮かべてのテストは日を改めて行うことにしました。
また、オートパイロットは海水仕様ではあるものの、ヘッド部分に少しでも水が入り込むと故障するので後日シーリング加工もしておく予定です。
3時間半もかけた部品交換作業でしたが、YouTubeに作業工程を説明した動画が公開されていました。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=QH8Mon6LycU
事前にこれを見ておけば、作業時間はもっと短縮できたと思います(・・。)ゞ