理不尽なクレームで上司から叱られた。

そもそも、お客様の声だけを一方的に信じる上司に嫌気が差す。自分の部下を1ミリも信じないのか?確かに不快な思いをさせたなら、こちらにも非はあると認めなくてはいけないと思う。でもね、一応流れとか聞いてくれてもいいよね?精一杯頑張って対応させていただいたつもりだ。嫌な態度を取ったりもしていない。ましてやしつこい電話にも丁寧に回答した。なのに、結局は俺が悪い?もう信じられない、お客様も上司もね。辞めてやる!そう思うけど、きっと辞めない。それがリーマンの宿命だ。 


[ユノはさ、理不尽なクレームとかないの?]

むしゃくしゃして、ユノを飲みに誘った。

[あるに決まってるだろ、社会に出て理不尽な目に遭わない人間はいないぞ?]

[でもさ、こんなに一生懸命に頑張っているのに、上司が信じてくれなかったのが一番悔しい]

[上司なんて自分第一主義だ、お客様にいい顔をしていれば自分の立場が守れると思っている。現場を知らないお調子もんさ]

[それで、なぜ上司なの?] 

[それが社会の七不思議だ]

[確かに]


ユノと話すと気が紛れる。ユノは絶対に俺の言う事を否定しない。もちろん間違っている時はちゃんと教えてくれるけど、今一番欲しい言葉をくれる優しさがある。

[ジェジュンは頑張っているよ、俺はちゃんと知っている]

ユノがいなかったら、きっと俺は荒んでた。もしかしたら病気になっていたかもしれない、心のね。でも、傷ついた時には必ず絆創膏になってくれた。だから今、俺はこうしていられる。

[ユノ、今夜は俺の家に来ない?]


ユノとこんな関係になったのは、どうしてだろう?俺はそっちではないし、ユノももちろん女性が好きだ。なのに、いつの間にか俺達はこんな風になった。

[ユノ・・あっ・・]

いつも熱すぎる肌を俺のぶつけてくるユノは、まるで俺しか愛せないみたいに激しく求める。 

[ジェジュン・・ああ・・]

絡める舌が吐息さえも呑み込んでいく。その手が俺の肌をなぞる度に、ピリピリと感じる刺激に狂いそうになる。

嫌なことがあった日は、なおさら激しくユノを求めてしまう。背中に回した手がもっと欲しいとせがむから、ユノはさらに熱く俺を抱きしめる。

二人の夜は秘められた楽園、今だけの熱さを躊躇なく求め合う・・。


[どうしてかな・・]

まだ息の切れたまま、俺はユノに聞く。

[何が?]

汗だくの腕を回して俺の肩を引き寄せる。

[ユノに抱かれると幸せな気持ちになる]

[俺はジェジュンを抱くと他の何もいらないと思える]

本当に?そう聞くように、その瞳を覗き込むと照れたように目を細める。

[俺も不思議だよ、もうジェジュンしか抱けない気がする]

嘘でも嬉しいよ、特に最悪だった日にはね。

俺を求めてくれる人がいる事実を言葉にしてもらえると、少しだけ自信が持てる気がする。

[ユノ、俺って存在していいと思う?]

それが一番、欲しい答え。


[ジェジュンがいなければ、俺も生きていけない]


ふふっ・・最悪な1日が最高の夜に変わる。もちろん、変えてくれるのはユノしかないけど。


[誰が何を言おうとも、俺にはジェジュンが必要だ。価値を決めるのは他人じゃない、自分自身だろう?誰かを信じられないのなら、俺の為に笑えばいい。他のやつの為に笑う必要はない、俺を思って微笑めばいいから]

[ユノ]

[うん]

[カッコ良すぎ]

俺はユノにキスをする。最高に優しくして、何よりも俺を幸せににしてくれる大切な人。

[ユノが俺を嫌いになる時はある?]

[あるとすれば、他の誰かに微笑んだ時だ]

やっぱりユノは最高だ。


汗が消える前にまた抱き合って、眠るのが惜しくて何度もキスをする。こんなに求める人がいるだけで、俺は他の人より幸せなのかもしれない。


最悪な1日がもう終わる。

明日はまた新しい1ページ、味方はいるから大丈夫。

きっといい日になるはずだから。


[ユノ、ありがとう]

目を閉じたユノに呟くと、そのきれいな手が俺の頭を撫でる。

[ジェジュンは頑張ってるよ]

ユノの胸に頭を付けて俺も目を閉じる。


大切な事は、いつもユノが教えてくれる、

それはきっと、自分が思う以上に幸せな事なのかもしれない💖





こんばんは\(^o^)/

最悪な1日だったので、エロい話を書こうと決めました。が、そこまでエロくない(^o^;

アメ限にしなくて大丈夫ですよね?


自分を信じられるよう、頑張れと心の中で呟きます!

みなさんも、負けないでください。頑張れ!(^o^)v


明日も良い一日になりますように(=^・^=)*⁠/⁠*☆✨♥