事業の構造を示すフレームワークとして、以前ビジネスモデルキャンバスをご紹介しましたが、報告書などでは「ビジネスモデル俯瞰図」を示せと要求されることが有り、その場合、下に掲げる商流図をもう少し詳しくして示すことが一般的です。

この図は、経済産業省のローカルベンチマークの説明のところに示されているものです。

ここで示しているのは、どこから仕入れて、どこと協力して、だれに売っているのか、それは最終ユーザーか、あるいは中間業者か、ということです。

ビジネスモデル俯瞰図として示す場合は、それぞれに会社名が入り、そこに取引額や決済条件を記入します。

仕入れ業者は1社だけではありませんし、外注先も複数あるでしょう。B to Bの場合は販売先が特定少数となりますが、B to Cの場合はお客様をグループに分けて示します。

毎日買っていただけるお客様、1週間に1度程度買っていただけるお客様、たまたま来店したお客様、など。あるいは、業種にもよりますが、購入金額のクラス分けをすることも有効です。1万円以上お買い上げのお客様、5千円~1万円のお客様、5千円未満のお客様、など。

できればそれぞれのクラスの売上だけでなく、利益も示すことができると、一層よくわかります。POSレジを使うと、単品管理ができるので、様々な分析が可能となります。