お客様に新しい価値を提供することを考えるときに使えるツールがバリューカーブです。ブルーオーシャン戦略を考えるときのツールとして紹介されています。少し前に作成したものですが、以下にQBハウスのバリューカーブを紹介します。何を捨てて何で勝負するかが明確に示されています。

新しい商品のバリューカーブは古い商品のバリューカーブと必ずクロスする。X字型にならなければ新しいと言えないのです。

QBハウスについては開業当時に詳細なビジネスモデル分析を実施したことがあり、創業者が開業予定の東京ではなく、わざわざ大阪にプロトタイプ店を開いてアイデアのブラッシュアップをしたということも聞きました。それは東京で試すとまねされる可能性が大きかったからです。

その後QBハウスの成功をまねて普通の床屋が千円床屋を始めたりした例も有りましたが、QBハウスは全体的なビジネスモデルとして千円を実現しているので、普通の床屋が料金を下げただけでは採算をとることが難しかいと思います。