ゲートキーパー研修の資料が事前に届いたので、持ち帰り、予習のつもりでチラッと見てみた。


いきなり

「自殺は防げます!!」  

の文字。


…ここに防げなかった人がいますが…

まだ資料をパラパラ見ただけで講義は聞いていませんが、「ド正論」がいっぱい書いてある。

確かにそうですけど…
気づいていましたよ、はい。
そうですか、私は防げなったダメな人ですか…

と、パラパラだけど、読めば読むほど、正直気が滅入る。


産後、幼い子供を抱え、連日数時間しか眠れず、自分の持病が悪化し、その後手術までした私は、身体も心も、それこそ自分が死にたいくらい限界だったんですよ。
それなのに、家族の異変を察しろとは…


自死予防は確かに大切。それはわかる。

でも、既にいる自死遺族のケアは、あまり重要視されていない。



今の時点の私の考えですが、全身全霊で、死に向かったベクトルは、ちょっとやそっとでは生に向かうようにならないと思うんです。
だから予防が大事と言われればそれまでですが、死に向かうエネルギーは、生に向かうエネルギーより、はるかに強いと思うんです。ヘタをしたら、周りも死の方へ引きずられるくらい。


こんな自分は、仮に自死遺族の人がゲートキーパーだったら、素直に話が聞けるのでしょうか?