ある日、リビングに置かれていた夫の雑記帳を見てしまいました。というか、見られるのを覚悟で、というような感じで置いてありました。そこには、



自分みたいな親の子どもなんて不幸になるに決まっているから、何もわからないうちに子どもを殺してしまいたい。



そう書かれていました。


子どもが寝たあと、どういうつもりか問い詰めました。
表情も変えずに、本心でそう思っていると言われました。
その瞬間、もうこれは無理だと、私の中で張り詰めていた何かが切れました。


そして私は、ますます夫を当てにしなくなり、必要最低限しか話をしなくなりました。


私は怖かったです。

自分がお風呂に入っている間に、
トイレに行っている間に、
ゴミ捨てに行っている間に、
そのわずかな間に本当に子どもが夫に殺されるのではないかと。

本当に本当に怖くて仕方なかった。


子どもと逃げようとも思いました。でも夫を一人にしたら、絶対に死ぬなと感じていました。それも怖かった。もう私に逃げ場は無いと思いました。孤独でした。



そして私は、まともな会話の無い夫と引き続き同じ家に住むけれど、子どもの夜の寝かしつけを夫に任すのをやめ、本当に、お風呂以外の何から何まで子どもの世話を自分ひとりでやるようになりました。



夫はますますふさぎ込みましたが、もう何をどうしていいかわかりませんでした。


…このときもし、私が夫の統合失調症の再発をわかっていれば、私がもう少し大人だったら、違う対応をしていたら…後悔ばかりです。