四十肩・五十肩とは?
正式名称を「肩関節周囲炎」と呼びます。または「凍結肩」とも呼びます。
肩の関節には関節包と呼ばれる袋があるのですが、この関節包という袋に炎症が起きてしまうことで痛みが出て、さらに炎症によって袋が固くなり肩が極端に動きにくくなってしまう病気です。
症状の状態によって急性期と慢性期に分けられます。
◎激しい痛みが特徴の急性期◎
特に動かさなくても痛むことがあるほど、痛みに悩まされる時期と言えるでしょう。二の腕や手の先にまで痛みが伝わることや、しびれをともなうこともあります。
また、夜寝ているときに痛みが激しくなる「夜間痛」が特徴です。寝返りをうつだけでも痛むので、痛くて目が覚めてしまうケースもあります。
このような激しい痛みはほとんどの場合、数日で治まります。しかし、急性期の別名は「増悪期」といい、適切な処置をしないと痛みが続いてしまうおそれがあります。
急性期で重要なのは、安静にすることです。痛みが起こるような動きをしないように気をつけてください。この時期に無理をして肩を動かすと症状は悪化するばかりです。なるべく動かさず、重い物を持つことも控えましょう。
それから、急性期の痛みは炎症が原因の場合が多いので、冷やすと効果的です。氷水をビニール袋に入れ、患部を冷やしましょう。冷やす時間は15分~20分です。
急性期のするどい痛みは、やがてにぶい痛みに変わり1~2か月ほどで慢性期にはいっていきます。
◎痛みは収まってくるが、腕が上がらない慢性期◎
痛みはだいぶ治まってきます。ですが無理に動かしたりすると激しい痛みをぶり返す可能性があるので注意が必要です。
急性期に起きた炎症の影響により、筋肉は収縮して硬くなっています。
そのため、関節を動かせる範囲が狭まり、腕を動かしにくくなる時期が慢性期なのです。四十肩や五十肩で腕が上がらないと感じるときは、慢性期である場合が多いでしょう。とくに、腕を上げる動きや後ろに回す動作ができなくなります。
これは、「肩関節拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる運動障害です。着替えや洗髪がうまくできないなど、日常生活の動作に支障をきたすようになります。
慢性期にはいったら、肩の関節を適度に動かすようにしましょう。とはいえ、激しい運動や重い物を持つといった肩に負担となることは避けてください。痛みを感じるような動きは、まだ行ってはいけません。
必要なのは、痛みを感じない範囲で適度に肩を動かすことです。
原因
四十肩・五十肩では肩の関節に炎症が起きていることが確認されています。しかしなぜ炎症が起きてしまうかは解明されていません。
その他類似の症状に上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性肩板炎、肩板断裂などがあります。
日本整形外科学会での治療
痛みが強い急性期には、三角巾・アームスリングなどで安静を計り、消炎鎮痛剤の内服、注射などが有効です。急性期を過ぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行います。
これらの方法で改善しない場合は、手術(関節鏡など)を勧めることもあります。
当院での治療ガイドライン
残念ながら整形外科学会もその他の整骨院などほとんどが痛い箇所の治療を行っております。
それではなかなか改善致しません。
原因不明の四十肩・五十肩ですが、共通している事はお身体がみなさん歪んでいる事です。
痛い方のお身体を見てみて下さい。背中や姿勢が曲がっていませんか??
当院ではその歪みや日常のクセが原因ではないかと治療しております。
施術は急性期・慢性期ともに当院では無理に動かしたりはいたしません。
何故痛くなった=お身体の歪みと、とらえて原因を治療致します。
患者さんの中には鳥肌が立つぐらいビックリするのですが、1回で劇的に動き、痛みが良くなるケースもございます。