昨日は一日京都に入り浸ってました・・・。

いや,職場が京都なので,毎日京都にいる訳ですが,昨日はお休みを利用して「京都観光」をしてきました。


毎年春と秋に開催されている「非公開文化財特別公開」


今秋でナント!50回目だそうです。


京都府下をあわせて18ヶ所の社寺が公開されていますが,その中で私が訪れたのは「灌頂院(かんじょういん)」と「清浄華院(しょうじょうけいん)」


二つとも聞きなれない名前でしょう??



今回は「灌頂院」について書きます。


灌頂院は東寺の中にあります。


私が見たかったのは「両界曼荼羅図」


そもそも曼荼羅図とは何ぞや??

・・・簡単に言うと,「仏さまの悟りの境地を視覚化したもの」。


今回公開されたこの曼荼羅図は,空海が唐から持ち帰った原本を1693年に書き写したものです。

元禄時代なので「元禄本」と呼ばれています。


この曼荼羅図は,真言宗の最重要儀式・・・「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」で,御本尊として使われ,この儀式は元々は平安時代に空海が国家の安泰を祈るために,宮中で執り行われていたのが始まりとされます。


この曼荼羅図を前に人々の幸せを祈っておられたんだなぁ・・・と思いを馳せながら,今もなお東寺で毎年行われていることに,ありがたいなぁ・・・と感じながら,色鮮やかな曼荼羅図を眺めました。


この「非公開文化財特別公開」は一部を除き11月9日までの開催です。


ご興味のある方はお早めに!!