会章 


1. 陰陽太極が示す「合気の循環」

中心の太極図は、相反する力がぶつかるのではなく、ひとつの円の中で結びつき流転し続ける「合気」の境地を表しています。相手の力を力でねじ伏せるのではなく、調和によって相手の気を無力化し、導くゼロの理法です。  

2. 黒龍 × 水行(黒):「地の力と流転の剛」

左に配された黒龍は、地に根ざした力強い「剛」のエネルギーの象徴です。五行の「水」が示すように、器に合わせて形を変える柔軟性を持ちながらも、ひとたび動けば激流のような圧倒的な制圧力を生みます。足裏のアーチでしっかりと床を捉え、股関節をゼロポジションに沈めることで生まれる、深く静かな丹田の力を意味します。  

3. 白鳳 × 金行(白):「天の気と呼吸の柔」

右に配された白鳳は、軽やかで優美な「柔」のエネルギーの象徴です。五行の「金」が司る「呼吸(肺)」や「ブレない骨格構造」を表し、合気武道において不可欠な「呼吸力」そのものの体現です。力みを手放し、天へと抜けるようなクリアな姿勢と関節のしなやかさを意味します。  

4. 金生水(きんしょうすい):「技の連鎖と相生」

五行説における「金は水を生む」という循環サイクルを武道の動きに重ね合わせたものです。白鳳が示す「正しい骨格構造と深い呼吸(金)」が確立されて初めて、黒龍が示す「変幻自在で力強い動き(水)」が生み出されるという、身体操作の因果関係を示しています。

【総合的な意味】

外側を囲む菱形の枠が堅固な基礎や姿勢の軸を示す中で、内側では「呼吸と姿勢(白鳳)」が「強力な動き(黒龍)」を生み、それがまた次なる呼吸へと繋がる無限のサイクルを描き出しています。この会章は、武道における理想的な身体の使い方と、居着きのない精神のあり方を日々の稽古で問いかける、極めて実践的なシンボルとなっています。


合気武道の成り立ち

最強の武術は何か、良く聞かれる言葉であるが

戦国時代から伝わる柔術は刀折れ矢尽きる時使う武術として伝わり、その動きは一重身といわれる剣の動きを元にした体捌きで行われるものである。

現代格闘技は素手が基本のため正面やや斜めに構え両手両足を使うため、刃物や飛び道具による被弾面積が広く一撃の威力の高い武器に対すると被弾面積が広く致命傷を負いやすい、一方で威力の劣る(刃物より)素手での格闘は一重身で行うと両手両足を使えない為初手以外の被弾率は倍近くなる、また一重身に対する技が大半の武術は正面に対する技が乏しく位置取りを間違うと技はかからない、この事を踏まえ当流は最強論争から外れ、刀剣による戦いの中から生まれた技術を習得するものである。


合気の獲得

白鳳流合気武道は武田惣角、武田時宗、と受け継がれた大東流合気武道を岡林将玄が剣術による一重身と重力奏法と呼ばれる身体操作で執行する事により単なる関節技の羅列から合気への道筋を示した。

 しかしながら他武道や競技の経験のないもに脱力を解き重力を示しても合気から遠ざかるばかりである、それは格体と呼ばれる身体のフレームが弱い者が多く合気の獲得に繋がらないのである。

鳳龍館は白鳳流合気武道と北見合気武道の基礎を稽古し合気武道に必要な身体、格体を作り合気の修得を目指す事を目的とする。

故に三千手あるとも言われる大東流の技よりも基礎鍛錬と基本技の繰り返しという地味な稽古に終始するが格体と重力奏法を獲得すれば必ずこの武道の深奥に触れ古の達人の動きを楽しむ事ができるように設定されている、どうか安心して基礎鍛錬に励んで欲しい。


鳳龍館剣術

惣角伝小野派一刀流を稽古するにあたり組太刀五十本を取り組んでいたが数に終始するよりも間合いや手の内に取り組んでもらうために合気に直結するものを数本選んでいる。

合気とは相手の力を無力化する技術の総称、獲得するための鍛錬三つ。

一つ気発と中心帰納。

二つ剣の操作。

三つ指と肘の操作。

何故剣術由来かと申しますと幸道会系では剣のない原理でもかけていますし、白鳳流内でも剣術をしていない人はやはり違う原理でかけています。

 違いは各動作における身体操作と組太刀によって練られる剣理原則の体現にある。

格体

格体とは五つの原則ができた状態。

①目付②体捌き③正中線④統一体⑤三角矩

剣道の原則である一眼二足三胆四力に似ている、もう少し合気に役立つように具体的にしていますし、各項目は以前にも言及しておりますので調べてもらえばでてきます、①は観の目②は腰で回る③は重力と上肢の関連を含めた線を他者からの干渉を受けないようにしますそしてその力は丹田から発します④の統一力に関しては固定力の説明も参考にしました、剣をその空間に固定しておく力、それは全身が均等に張りがある感覚です。②③④がそろって浮ができます。

⑤に関しては一刀流に伝わる口伝で[剣先、肘の左右の正面から見た三角][剣先、眉間、柄頭の、縦三角][剣先、相手、丹田の空間を使う三角]

いくつかの三角を作って意識を強めます。

この五つが無いと入身もできませんし技のピントがあいません。

一眼二足三胆四力五に意識

これらは剣の原則であります、これらができた上で一刀流の各動作からそのまま使える型があります。

切落し‥一本捕

つば割り‥合気上げ1

迎え突き‥合気下げ

脇構えの付け‥一本捕り

乗身‥肘返し、四方投げ三ヶ条

擦り上げ‥一本捕、逆腕捕

巻落‥巻詰

地生‥諸手捕り、二人捕り

長短‥合気上げ2

浮木‥逆腕捕

十本


基本 ①手首の柔軟

         ②重力奏法いろはにほへとちりぬるを

③運足、三角跳

④合気拳法 順突、逆突、廻突、正面、横面

前蹴、横蹴、後蹴、内受、外受、肘止

①を基本に②③④は入れ替えて準備体操

八級 統一体、気の入れ 、礼法、剣構五つ

七級 一本捕、中心線、剣道形一本目、二方切

六級 車倒し、丹田、剣道形七本目 四方切

五級 小手返し、開き、鍔割二本、浮木

四級 外手片手取り、気発と中心帰納、切落五法

半座半立 

片手胸取り

両手胸取り

片手袖取り

三級 四方投げ、切落、迎突、巻技二本

片手胸取り

両手胸取り

片手両手取り 

突き受小手返し

二級 搦投 逆ノ霞 地生 

腰車

帯落

四方投裏

一級 両肩捻、乗身、脇構ノ付

肩落

両肘返

初段 級技 


活法 稽古で慣れない姿勢や相手の力を受けるか流すかの判断が未熟なうちに中級以上の技をもらうと関節を痛める事があります、怪我は上達の妨げになるので早く直すのが良い、また活法の習得は自身の姿勢の見直しや中心から動くという極意の動きに直結します、これは武術と活法が陰陽を無し一体となり相互に高めあう事になりますし、重力線を感じ取るのに自身の肉体的正中線が歪むとやや不利になります。

身体の陰陽即ち筋肉の収縮と弛緩であり活法の持ち手は即ち殺法の掴み手と同じである。

①理論

②検査

③下肢 

④上肢 

⑤腰

手技は基本の三つだけであるが急な足のつりやギックリ腰にも使え尚且つ悪化(結構素人がやる)

稽古は壊さぬ事が肝要なので初学のものにも一手必ず教える。

全部で二十手ある活法専攻には教える。