浪曲で有名なせりふ
「食いねえ食いねえ、寿司食いねえ。酒を飲みねえ酒を!」
二代目広沢虎造の「清水次郎長伝」より。
暴れん坊の森の石松が船で乗り合わせた江戸の人に酒や寿司をふるまう。
このせりふだけじゃわからんが、なぜ石松が酒や寿司をふるまうのかと言うと
「清水一家でいちばん強いやつは誰でえ?」と訊き、
「森の石松」と言わせたいがために、という流れ。
「次郎長伝」後半、石松は旅の途中で「次郎長親分に渡してくんな」と
さる貸元から預かった大金を都鳥一家に貸してしまう。
返す、と約束した都鳥一家は約束の日が過ぎても返さないどころか
なんと石松をさみしいところに呼び出して闇討ちにしてしまう。
石松を殺したにくい都鳥をやっつける
「親分!! いま追分宿に都鳥一家が来ていますぜ!!」と
清水に急ぎ報告に行く「役者みたよないい男」追分三五郎。
次郎長に注進に行く前、その三五郎が懇意の女性に
「ことによると長いわらじをはくことになるかもしれねえ」と告げる。
・・・どうも説明が長くなっていけねえ、その「長いわらじ」って何のこと?
と、かねてからわからなかったのが、ググるとでてきました。
(「草鞋を履く」は旅に出ること)
ばくち打ちなどが悪事の露見を恐れ、その土地を離れ長期の旅に出ることをいう。
わらじを何足もはきつぶすような長旅、という意味らしい。
ひとつ利口になりました。ちょとひと息願います。
またのご縁とおあずか~り~~。
・・・読んでくださってありがとうございます。🚅🚅🚅