2023年5月31日 午前中2時間限定でしたが、東京ビッグサイトでおこなわれていた建築再生展に行ってきました。

実家のマンションが、マド改修を検討していること および 数年後に大規模改修を控えていることによる調査が目的です。

 

・YKK-AP

 マンションのマド交換の相談をしており、現物展示をみてきました。

右が、最新の交換用マド  右が昭和のマド(1970年のものとのこと)

最新のマドは内側が樹脂 外側がアルミ

この展示のものは、木目調ですが、アルミ風のものは一見、樹脂とわからない感じでした。

 

マドのカットモデル ガラスはあつく、1つのサッシに2枚 間には空気層と乾燥剤が入っていて、断熱と防音効果が高まっています。

 

左が昭和のマド 右が最新のマド ドアの先が気温が下げられた部屋で、左の昭和のマドは結露し、触ると冷たいのですが、最新のマドは結露せず、触っても冷たく感じません。

 

窓の外は3.8℃ 室内が26℃ 冬の想定ですね。

マドにつけるオプションの取っ手 あると、かなり軽く開け閉めできます。 取り付けないときは最後の写真のようにへこみをつかって開閉します。

 

続いてドア

右側の最新のドアは、張り物かとおもったら、鋼板に直接印刷してあるそうです。

張り物よりも薄くできるそうです。

裏から見るとこんな感じ。最近はドアポストがないそうです。

カバー工法でできるそうです。

また、地震でマンション自体がゆがんでしまったとき、ドアが枠と接触して開かなくなる ということがありますが、最新のドアは、このようなゆがみでも、軽く開くように枠が工夫されているそうです。

デモ機があり、実演されていました。

 

・ビソーゴンドラ

ゴンドラのデモをしていました。

無足場で作業ができるはずなので、作業が容易になるかとおもい話をききましたが、足場より若干高いかも とのことでした。

 

・ハマキャスト

屋上防水と、壁面タイル(人工石材)での大規模改修をされている会社。

20年保証 タイル(人工石材)は寿命50年で設計とのこと。

タイルは親水コーティングをしているので、汚れない ということです。

理論上は50年間、外壁を塗装しなくて良くなるそうです。

大規模改修のとき、打音検査をして、おかしいところは張り替える という作業になるそうです。

 

・長谷工 コーポレーション

 管理組合からの相談により、大規模改修 立て替え 売却 のメリットデメリットなどのコンサルから、実際の管理、施工までを行っている。

 

 

・シーカフレックス

 大規模かつ、複数箇所に出店していました。

 メインはシーカ製品ではなく、シーカジャパンが合併し、4社くらいの製品でプレゼンしていました。

 

・タキロン

 FRPで有名なメーカ

 自身もカーポートで使っているが、耐久性も品質もよい と話をしたら、その分長持ちして売り上げが落ちた といわれてしまいました。

 階段や廊下の床材 を展示していました。

 最新のものは、表面だけではなく、シート全体が同じ模様になったものもあり、削れても遜色ないとのこと。

 防音性が優れているとのことでした。

 コンクリの階段よりも見た目も防音性も良い反面、ゴミつまりなど、汚れが気になる と相談したところ、お湯で洗うと非常に綺麗になる と教えていただきました。

 清掃業者も、1社だけ、お湯洗いする会社があるそうです。

 

・ほか

 外壁に関しては、ネット+アンカーによる、脱落防止 コンクリの浮き補修 がはやりのようで、何社かの出展がありました。

 外壁=タイル というマンションが改修時期にきているようで、タイル補修についても多くの出展がありました。

 大学の建築学部が多く出展していました。

 

大手リフォーム会社が多数あるなか、ほんの一握りの会社だけが出展している展示会ではありましたが、最近の動向はある程度理解できたように思います。