夫の不倫があってから、これまでの人生を振り返った

自分をあらためて見つめ直した

 

自分の性格や思考を作り上げてきたのは

親との関係が大きかったと思う

特に母親の存在が影響している

 

もともと母とは性格的に合わないと感じていた

母は子供みたいなところがある

一時の感情で思ったことをぶつけてきて、すぐに忘れる

機嫌が良い時と悪い時の差が激しい

悪い時は無言で「私は怒ってます」アピール

(今で言う「フキハラ」)

私は幼い頃から空気を読んで、母の機嫌をうかがっていた

たぶん感受性が高い方だと思う

ぶつけられたものは全て受け取り、どうしていいかわからなかった

子供だから泣くしかなかった

そうすると母は、「私を困らせようとして泣いてる」と本気で思っていたらしい

そして更に怒りをぶつけられる

今思えば虐待に近いこともあった

 

私にとっては、母が怒っている理由は大して重要ではなかった

全ては母の機嫌に左右されるので、何が良くて何がダメなのか一貫性がない

自分では頑張っているつもりでも、母の思うようにできないとダメ

逆に怒られるかな?と思っても、機嫌がよければ笑って許してくれる

一人っ子で家では母と2人の時間が長かったので、逃げ場もなかった

 

そんな環境で育ったので、自然と相手の反応を見るようになる

もちろん「この人は自分を受け入れてくれる」と判断すれば自由に振る舞える

でもそれは限られた人だけで、母親ではなかった

子供らしくない子供時代を過ごしたと思う