中学時代のいじめ

ターゲットにされたSちゃん

 

〈続き〉

 

Sちゃんとは仲良くしたいけど、グループに逆らう強さもなかった私

 

それまであまり自己主張せず、流れに逆らうことなく生きてきた

だから友達とぶつかったりケンカしたこともほとんどない

いじめられてる子を見ると

「なるほど、こんなことするといじめられるんだ」

「気をつけよう」

と他人事のように思っていた

 

仲の良い友達がいじめられて

この時初めて人間関係において行動の選択を迫られたのだと思う

人の顔色をうかがい、どこか人任せだった自分

このままじゃいけない

強くならなきゃと

そんな自分を変えたきっかけが

 

 

 

「花より男子」

 

 

だった

 

学校中からいじめのターゲットにされても

負けずに立ち向かっていく主人公、牧野つくし

決して理不尽ないじめに屈しない

「かっこいい…!!」

我ながら単純だけど、当時の私は本気で衝撃を受けた

こんなに芯があって、堂々としていられたら…

 

そこから本気で自分と向き合った

いじめは決して許されないこと

いじめられる方は絶対に悪くない

悪いのは、自分を守るためにいじめる側にまわる人たち

人としての誇りを捨ててるんだ

そんな人にはなりたくない!

 

…そんなことを一人で熱くなって考えていた

今目の前で起こっているいじめ

許されることじゃない

見て見ぬふりはしないと決めた

今度は私が何を言われるかわからないけど

グループと決別してもいい

なんならケンカでもなんでもしてやる!

そう覚悟を決めた

 

〈続く〉

 

※不倫の話に関連付けようとしたけど、長くなったので次回にします