ブログ訪問、ありがとうございます✨
ひふ科医らしい記事をかけてなかったので、
今日は外用薬の正しい塗り方
についてお話しします❗
例えば、湿疹で外用薬(ステロイド外用薬)を
処方したとします。
1~2週間後の再診で改善がみられない時、
外用薬を塗っている量が少なかった!
患者さまが、多くいらっしゃいます。
外用のポイントは
①チューブから人差し指の
第一関節の長さにしぼり出す。
これを、
1FTU(フィンガーチップユニット)
といい、両手の手のひらいっぱいの範囲(手のひら2枚分)に
塗り広げることが出来ます。
②すりこまず、皮膚に直接
のせて、優しく広げます。
③ティッシュをのせたらくっつくくらい、多少多めに塗って
いいです❗
④入浴後10分以内に塗る!
なぜなら10分後には水分はどんどん蒸発していくからです。
⑤塗る順番は、まずは保湿剤、
次にステロイド外用薬
を塗って下さい。
⑥朝晩2回、
湿疹部位にステロイド外用薬
全身に保湿剤
を塗って下さい。
塗って10分くらいで痒みはおさまってきます。
⑦湿疹が完全に治るまで塗ることが大切です!
すぐ(数日)でやめないことです。
触った感じが
「しっとり、
つるつる」
になるまで塗ります。
もともとの湿疹の状態にもよりますが、
顔首➡️1週間
体➡️2週間
しっかり塗れば、大抵の湿疹は
治っていきます。
以上のことは、私のクリニックではプリントにして
患者さまにお渡ししています!
診察中に外用方法を実演しても、なかなか伝えきることが出来ないので、
さらに以上のことを記載した
プリントを読んで頂いております!
内服薬は、1日○錠、○食後とか
守って内服すればいいのですが、外用はその外用量、外用回数、
外用のタイミングで、
効果が全く違ってきます。
外用指導は、患者さまが健康な
ひふを取り戻すために、
本当に大切だと思って、
日々診療をしております😌
お読み頂きありがとうございます✨