暑い日が続く中 | ひらりんのブログ

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8月下旬に父が旅立ちました。

 

今年の夏は本当に暑く、普段からエアコンを点けない人で、こちらが訪ねて行っても最初はエアコンを点けてくれているのに途中で勝手に消すガーン そんな父でした。

 

昨年7月、市の地域包括支援センターの人から電話がかかってきて”お父さんが1日に何度も失効した通帳を持って郵便局に来る!と。 ??状態の中、その日のうちに地域包括支援センターの人が即要介護の認定検査の手続きを始めてくれました。

 

そして昨年8月末に要介護1の認定を受け、そこからは月1度か2度”もの忘れ外来”への通院。 足が弱って長い距離が歩けないので、毎回タクシーを呼んで診療所へ。 診療所で待っている間も”寒い!”と言い出し、9月の暑い中、診察中にエアコンを消させるびっくり

 

毎回”どうして診療所に来るのか?”と父に言われながら通院していました。

 

デイサービスは体験で行ってみたのですが、到着して1時間後には”帰りたい!”と言い出す。外に出ていくのが嫌で家に人が来るのはOKだったので、週1度のヘルパーさんから始めました。

 

週1度のヘルパーさん、月2度の薬局さん<薬の管理>。 人が訪ねてくるのは嫌じゃないみたいでした。

 

徐々に長い距離は歩けなくなり、徒歩2分ぐらいの郵便局へ行くことも出来なくなりました。 それでも1人暮らしで、徒歩1分のコンビニに毎日出かけて大好きなたばこと食べ物を買ってくる生活。 

 

以前は宅配弁当を取ってましたが、美味しくない!と言って止めてしまう。

 

今年の夏前からヘルパーさんを週2回にしました。 7月にはダルそうなので診療所で点滴を。

 

8月の山の日、実家に行くと目の下が青く腫れあがっていました。コケたのかぶつかったのか聞いてみてもわからず、取り合えずヘルパーさんに休日診療の病院が分かるかどうか聞いてみました。実家から近い病院は”岸和田市民病院”。それ以外だと大阪市内(+o+) 旦那と一緒に実家に行っていたので、岸和田市民病院さんへ連れて行ったのですが休日なので待ち時間が長く、たばこを持って院内をウロウロして警備員さんに注意される父びっくり CTを撮ってもらいましたが骨には異常がなく、取り合えず様子見ということで帰宅。

 

翌日、訪問日ではないのにヘルパーさんが様子を見に行ってくれました。

 

8月15日は台風が来ました。 母が亡くなってから毎週火曜日の18時半過ぎに電話をしていましたが、この日は電話に出てきて”しんどい!”と。 口癖のように言ってるのを聞いてましたが、この日はかなりヤバそう!だと。 台風で電車は運転中止、阪神高速も通行止め。自宅から移動する方法がない。 時間外だとはわかっていたのですがヘルパーさんに電話。

1度は”もう自宅に戻っているので”と言われたのですが、10分ぐらい後に”都合をつけたので今から行ってきます”と。

脱水症状だったみたいで、ヘルパーさんが持って行ったポカリをほぼ1本飲み切ったら落ち着いたみたいです。

 

8月19日。実家に行くと父はソファーで眠っていましたが、帰宅するときには外まで出て見送ってくれました。これが父の姿を見る最後になるとは。

 

亡くなった日、見知らぬ電話番号から着信が。取り合えず出てみると隣の自動車修理工場の人からでした。消防署の救急担当さんが”死後硬直が始まっているので警察に連絡します”と。

 

手足にはたくさんのアザ。頭には内出血。歯が折れたみたいで、口元は赤く腫れあがっていました。 

 

階段から落ちたみたいで絨毯には血痕が。熱中症で階段を踏み外したみたいです。土砂降りの雨の中自宅へ向かいながら、怒ってるのかな?と感じました。 それ以上にお通夜の最中にバンバンと雷が落ちて。

 

遺影に使う写真を探さなくてはと思っていたら、何枚か机の上に。 19日の日にはなかったのに。

自分の死期を感じていたのでしょうか。

 

家が大好きだったので、斎場ではなく家から送り出すことにしました。 私と旦那、同じ敷地内に住む父の兄の娘夫婦、私の母の妹の5人だけの密葬に近い状態。 

 

今は湯かん・納棺というのがというオプションがあるそうで、最後に体を洗い、洗顔、顔そり、洗髪をしてもらいました。

最後はメイク。おでこや顔が内出血でかなり赤くなっていたので、担当さんが入念にファンデーションでメイクをしてくださいました。 納棺された顔を見たら父の兄の顔にそっくり。父の兄の娘夫婦も驚くほどそっくりな顔になりました。

 

きっと暑くてフラフラして何度もコケたのだろうと思います。娘やヘルパーさんに心配かけないようにがんばっていたのかな。

 

最後まで入院とかすることもなく健康だったことと、大好きな自宅で亡くなったことだけが救いです。