小学校の頃から読んできた「こち亀」、
ここ20年は単行本をブックオフの100円であれば買うのみだったけれど…
思えば、これが良くなかったのかな。
「こち亀」と、こんな別れ方をするとは、想像もしてなかった。
雑誌で最終回を読んだ後、あまりの手抜き、派出所メンバーへの愛情のなさにがっくりきて、
実は、そう見せかけて(これは壮大な前振りであって)、
単行本では、新たに描き下ろした本来の最終回が載るのでは、
と夢想していた。
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両さん、違法すれすれの金儲け計画、
当然、部長には秘密、
中川が止める
麗子との進展をうかがわせるやり取り、
あわや、と言うところで、
悪事がばれて、怒りの部長登場、
両さん、逃げる。
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ベタだけど、例えば、こういう終わり方なら、どんなによかったろう。
それなら、「こち亀」はいい思い出として、僕の中で完結したと思う。
しかし、現実的には、エピソードとしては寿司屋で終わった。
これじゃない…。
だから、僕にとって「こち亀」は、永遠に未完のままである。