タモ太郎


むかしむかし、チャンネル桜に、水島さんが住んでいました。


水島さんがアパで審査員をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな論文が流れてきました。


「おや、これは良い釣り糸になるわ」


水島さんは大きな論文をひろいあげて、家へ持ち帰りました。


水島さんが論文を開いてみると、なんと中から元気の良い航空幕僚長が飛び出してきました。


「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」


スターのいなかった水島さんは、大喜びです。


アパから生まれた男の子を、水島さんはタモ太郎と名付けました。


タモ太郎はスクスク育って、やがて強いネトウヨになりました。


ある日、タモ太郎が言いました。


「ぼく、東京都知事選に出て、わるいサヨクを退治します」


田母神ガールズに政治資金を集めてもらうと、さっそく街宣へ出かけました。


その途中で、イヌ、サル、キジに出会いました。


「タモ太郎さん、どこへ行くのですか?」

「都知事選へ、サヨ退治に行くんだ」

「それでは、お腰に付けた現金を1つ下さいな。お手伝いしますよ」


イヌ、サル、キジは現金をもらい、タモ太郎の選挙運動員になりました。



こうして仲間を手に入れたタモ太郎は、ついに都知事選へやってきました。


都知事選では、舛添が近くの韓国からもらった宝物やごちそうをならべて、街宣の真っ最中です。


「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」


ネットの中で、イヌは舛添のおしりにかみつき、サルは桝添のせなかをひっかき、キジはくちばしで桝添の目をつつきました。



タモ太郎はネットでの支持率が1位になりました。


タモ太郎も、デビ夫人をふり回して、大あばれです。


タモ太郎


楽勝ムードだった桝添も、とうとう 「まいったぁ、まいったぁ。」と、頭を抱えました。


タモ太郎は、桝添から取り上げた61万票を選挙カーにつんで、元気よくチャンネル桜に帰りました。


ところが、水島さんは、タモ太郎の政治資金収支報告書を見て大怒りです。


そして、タモ太郎を公職選挙法違反で訴えましたとさ。


(終わり)