PCR検査
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200306-00070891-gendaibiz-soci
彼らがPCR検査を実施するのは、自分たちの疫学調査のためであるのはよく分かる。保健所や地方衛生研究所を通さずに、街のクリニックの依頼で民間検査機関がどんどん検査するようになったら、データ収集に支障をきたしかねない。だから、公的機関の世界で、全部のプロセスが完結するようにしたのである。
声明には、明らかな矛盾もある。一方で「医療機関で疑い患者へのPCR検査の必要性に言及することは一切ない」と言いながら、他方で、職員は「接触者なら検査は必要」とか「接触歴がなければ優先順位が下がる」と発言した、という。それなら、感染研職員は必要性に言及しているではないか。
「保健所を通さずに検査を受けられる」ようになった、という。だが、必ずしもそうとは言えない。なぜなら、検査を依頼するのは、全国860カ所の医療機関に設けられた「帰国者・接触者外来」の医師に限られているからだ。
発熱があって感染を心配する患者は帰国者・接触者外来を訪れて、医師の診断を受ける必要がある。ところが、肝心の外来がどこにあるかは、一般に公開されていない。所在や電話番号を知るには、保健所の帰国者・接触者相談センターに電話して、教えてもらうしかないのである。
ちょっと発熱が続いた程度では、PCR検査にたどり着くのは、相変わらず容易ではないのである。「PCR検査をして、入院など面倒を見るのは重症患者だけ」と理解しても、そう間違いではない。
長いけどリンク先を一読のほどを
保険適用になっても保健所を通さないと検査を受けることすら難しいようだ
濃厚接触者か重症患者でもない限り検査は受けられない
そのため、軽症でも無自覚キャリアとして感染を拡大するわけだ