感染
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200226-00010000-medical-sctch
フェーズ1は「海外流行発生期」で昨年12月初旬に湖北省の武漢で流行が発生した時期になります。フェーズ2は「国内流入期」で、1月15日に国内で武漢から入国した人の感染が初めて確認された時に始まります。それからしばらくは、武漢からの入国者を中心に感染者の発生が続きますが、いずれのケースも感染源が誰かなど感染経路が追えました。ところが、2月13日以降に報告されている国内感染例は、中国との関係が不明なだけでなく、誰から感染したか感染経路を追えないケースが出始めました。これが国内発生早期すなわちフェーズ3の始まりです。
このように感染経路が追えなくなると、感染源が不明なため、その周辺で感染者が増えても気づかれず、大きな流行に発展する可能性があります。
そして、このまま流行が拡大すると、その次に起こるのがフェーズ4の流行蔓延(まんえん)期です。国内いたるところで感染者が急増するという事態になります。まさに中国の湖北省がこの状態と言えるでしょう。ここで注意していただきたいのが、フェーズ4は必ずしもおきるものではない点です。あくまでもフェーズ3の流行が拡大した場合で、この時期がないまま、フェーズ5の消退期に入ることもあります。
フェーズ2で中国との関係の有無で検査を制限したのが感染源を不明にした原因
無自覚キャリアや軽症者は検査を受けてないので感染経路が追えなくなる
しかも精度の低いPCR検査で陰性になれば隔離されずに感染させ放題<静岡の事例など
中国からの観光客の流入とクルーズ船乗客の解放でフェーズ3に移行した可能性も
適切に検査が行われていればフェーズ3に移行せずに終息した可能性もゼロじゃない