へぇ~~ | NOB’s Page(第2別館?)

NOB’s Page(第2別館?)

 ちょっとスパイシーな独り言かも?

 やや散文詩??

 (妄想)???

霜降り?
 
 

過度の霜降り信仰で、お客さまの意識が、脂肪分が多い肉が高級でおいしいになってしまったんです。「適サシ肉」宣言をしたのは、行き過ぎた脂肪割合をちょっと戻す感じ。戻るにしても、まるっきりの赤身にするのはまた違う。適度のサシが入り、脂肪の融点が低く(30カ月まで肥育した和牛メスの脂)、サシの入り方が細かい、いわゆる“いい塩梅(あんばい)の肉”がやはりおいしいということを伝えたかったんです。
もともと当店ではBMS7~8クラス、つまりA4ランクとA5ランクの境目あたりの肉をお出しすることが多かったのを、今回BMS6~7にしぼったんですが、私もこのくらいの肉が一番おいしいと思っています。だから、その肉を脂肪たっぷりの霜降りで差別化するために、あえて「適サシ肉」と呼ぶことにしたんです。

適サシ肉宣言を出した当初は不安でしたが、お客さまは「なんだかわからないけど、これはうまいんだからいい」という反応で、気が抜けました(笑)。

 

 
味覚で美味しいと感じるんじゃなく、頭が知識で美味しいと感じている
 
情報に踊らされない美味しさを求めるとこうなるのかな?