乙武君
そうした文化が定着していない日本では、「これだけ感動したんだから対価を払え」と言っても、なかなか受け入れてもらうのは難しいように思う。だから、言い方をポジティブな表現に変えてみよう。
「感動の準備段階にもっとお金を使えば、いままでより多くの感動を得られるかもしれませんよ」
スポーツを含めた文化全般を支えていく仕組みを、いま一度、知恵を出し合って考えていきたい。あらためて、そんなことを思わせてくれた、歓喜の朝。
なでしこジャパンがW杯で優勝した時のコラムの再掲
ウィンタースポーツを続けるにはお金がかかるってよく聞く話
けど、多くの人は感動の搾取をするだけで
時には不満のはけ口にすることすらある
こんな国ではスポーツは不毛なままなんだろうと考えさせられる