拾い物
要するに優子の演説は、「さっしーなんかに負けちゃうなんて」と飄々(ひょうひょう)としたものだった。
あっちゃんやまゆゆが相手ならマジになれても、さっしーのようなバラエティー担当のヘタレキャラに負けるだなんて、そんなのマジで悔しがれませんよ、といったところだったのかもしれない。
その心理は、分からないではない。実際さっしーはそういうキャラでこれまでやってきたのだから。
しかし、それでもそれがAKBの総選挙である。票数は愛だ。そう言ったのは大島優子、その人である。
今回の総選挙では、さっしーへのガチの愛が爆発したのだ。それは厳然としてある事実である。
だからあの場をシラけさせたのは、さっしーではなく大島優子であると、あえて指摘したい。
あのスピーチはいかようにも受け取れる複雑なものだった
それゆえに賛否両論だろう
あっしも結論は出ていない
言葉って難しい