先日少し悲しいことがありまして。
相棒が目を覚まさなくなった。
バンドを本格的に始めたのは大学1年生の時。
他校の兄も薦めていたサークルに入ってバンドを組んだ。
高校生の時は楽器を自分で買おうとも思わなかった顔の皮の厚いやつだった。
そのサークルには部室があって機材もいいものがってわけじゃないけど大体全部あった。
もちろんキーボードも。
のめり込むうちに機材を家に持って帰りたくなった。
誰にも触れない「自分だけの相棒」が欲しいと感じた、確か夏。
めちゃくちゃバイトして自分だけの楽器を買った19歳。
完全に見た目で買ったけど今も見た目が一番好き。
もちろん中身も。
あれから色々と機材は増えたけど、こいつとはいつも一緒。
バンドもレコーディングも現場もいないことなんて考えられない。
でもこの前いつもとは違う壊れ方をした。
即入院させたのに工場から連絡が全然ない。
こちらからもなんども連絡入れたけど返答なし。
ようやくきた連絡はもうダメだろってこと。
中の基盤まで結構なダメージで直すなら新しいの買ったほうがいいとのこと。
確かにもし修理するなら新品を買える値段。
という流れでここ数日めっちゃめちゃ迷いました。。。
そういえば僕は機材をあんまり手放したことがないなと。
友達に譲ったのが1台だけで19歳から約8年ちょっと同じ鍵盤をメインに使っている。
ビンテージは別として、電子楽器は技術が進化するもんで新しいものが良いというのが概ね正解だと思います。
しかし操作性や柔軟性、なによりユーザーとの相性みたいなものも大きい。
楽器を買い換える時、手放す時って自分の表現がその楽器を超えた時、
つまりは自分の実力がその楽器の限界を破った時だと思うんです。
しかし僕はこいつに限界を感じたことはない。
まぁ弦楽器みたいな生のものとはまた違ったところもありますが。
ともあれ僕はこの楽器の限界を引き出してないんだろうなーと思うと、
ここで手放したら後悔する、そう根拠もなく思ったんですよ。
新しいシンセあんなに欲しかったのに、そんなの修理一択じゃないですか。笑
僕は正直な話、ブランド品にあんまり興味ないし、
まぁとても品質の良いものだと思うのですがそんなに高いの・・・!?
と思ってしまう器の小さな人間ですが(もらったら嬉しい多分)
楽器の修理にこんな金額を使う人間はそんな人様の価値観なんてとうてい理解できないんだろうね。
だからと言ってライブは関係なし!
機材があろうがなかろうがやることはひとつっす。
2月15日は代官山晴れたら空に豆まいてでライブっす。
スタートは19時30分から。
久々の自主企画、ぶっ飛ばしまっせ!!!
お待ちしておりま!
では1週間お疲れ様でした☆
土日ゆっくり出来る人はゆっくりしてまた来週もがんばろー!