昨年秋にホームセンター園芸コーナーの処分品として、98円で売られてゐたシャコバサボテンを買った。

その年は全く蕾を持たなかったが、1年後にはたくさんの蕾を付け、今は三分咲き程度になってゐる。
全ての葉の先に蕾があり、真っ赤な色と相俟ってなかなか華やかである。
12月頃に最盛期となるのでクリスマスカクタスとも呼ばれる。
原産はブラジルの高山地帯で、樹上着生としてある。
一見多肉植物のやうに見えるが、サボテン科なのださうだ。
もっとも広義にはサボテンも多肉植物の一種なのだが、園芸の世界では別のジャンルになってゐる。
シャコバの名は、エビやカニの仲間の蝦蛄(シャコ)を連想させるトゲトゲした葉の形による。
良く似た植物にカニバサボテンと言ふのもあり、こちらはトゲトゲが無く楕円形の葉である。
しかし良く考へると、シャコバはそれ程蝦蛄に似てゐるとは言へない。
むしろタラバガニやハナサキガニの足はシャコバにそっくりである。
一方、カニバの葉もガザミ(ワタリガニ)の一番後ろのヒレのやうな足を連想させる。
まあそんなにツッコミを入れる程の話でもない。
近ごろはシャコを食べる機会が殆どない。
昔は握り寿司の安いランクのものを頼むと、決まってシャコ、タコ、コハダが入ってゐたものだ。全て私の好みのネタである。シャコはツメ(タレ)が塗られてゐることもあった。
近ごろは代わりにサーモン、エンガワ(但しオヒョウやカラスガレイの)などが入ってゐる。どちらも私は好きでない。