今日は一人でのんびりしてた。
年末の疲れが癒せて嬉しいけど、正月にひとりか…と思うと寂しくなった。

ゴールデンウィークが不安。
得意の先取り不安。
かなり先だ。


そういえば、私は摂食障害だった事を思いだした。
27年間も。
最近は男の事やら何やらで、忘れてた。
あんなに悩んで、お金と時間費やしてきたあの摂食障害を忘れてたとは。

だから、摂食障害は治せる、と言える。
摂食障害という、症状だけなら。



今年の5月に吐くのを止めて2年。
止めた、というかしなかった。

食べて吐く行為は、すごく疲れる。
まず、買い出しから。
スーパー何件もはしごして大量のパンとお菓子とジュースを人目を気にして、こそこそ買う。
帰って何時間も食べて食べて食べ続ける。
この時だけ、頭の中が無になれる。
何も考えなくていい。
本当に楽で癒される時間。

ただ、後になってすごい罪悪感で、吐く。
吐く事も罪悪感。

低カリウムでフラフラになって、手先は震えて。

高校生の時から吐いてた。
それは短大に行っても、社会人になっても続いた。

授業中、仕事中は食べ物の事ばかり考えて、終わったらソッコーでスーパーへ。
夜中中、食べて吐いて、そして朝また支度して家をでる。

そんな毎日だった。

仕事がしんどくなると、結婚に逃げたくなった。

転職はしたけど、結婚しても仕事は続けてた。

ずっと過食に襲われる恐怖に怯える毎日だった。

妊娠中はかなり我慢して、あまりやらなかったけど。

産まれてからは、子供が寝た時とか夫に少し預けたりした時、隙間時間によくやってた。

その頃はもう治す気力もなかった。
前は病院行ったり自助グループ行ったりしてたけど。
どうせいつかは死ぬし。
もう死んでもいいし。
育児もいっぱいいっぱいで…そう思ってた。


過食嘔吐しなくなったのは、
自分の性欲に降参した時からだった。

ある日、
「誰でもいいから抱かれたい」
そう思って相手を探した。
その中の一人と何年かぶりのセックスをした。
その男は最低な男だったけど、はじめてだから分からなかった。
その人は私を性欲処理としてしか見てなかったのに、私はその人の事を好きになってしまう。

その後、Kくん→Tくん→Mくんと出逢う。


何人かの人を好きになって、
パートナーシップが上手くいかない自分に気づく。

過食がなくなった事がゴールではない。

前は過食を治す事が一番の目標だった。
それさえなければ、私は幸せになれる。
って思ってた。

自分の性に向き合わざるをえなくなって。
向き合ってた、つもりだった。

なのになんで、幸せになれないの…。

それは過食が男に変わってただけだったから。

性に向き合うって、そういう事じゃないかも。

そう思い始めた。