6月、梅雨の時期
束の間の晴れ間



京都の壬生寺で
今年で3回目となる
房仙会移動展が行われた

東京の銀座 鳩居堂で
毎年開催される書道展
ただ、やはり
東京では距離があり
なかなか行きたくても行けない事情もある
参加したくても参加できない状況もある

ならば
より近い場所でそれができたら
観てもらいたい方々に
観てもらえる機会が生まれる
そんな想いから
1日だけの
移動展が行われている

その朝、みんなが集まる壬生寺に
青空よりもあざやかな
スカイブルーの装いで
颯爽と登場する
師匠 福田房仙


みんな
度肝を抜かれて
びっくりな歓喜の声

そこから、準備が始まった

回を重ねるごとに
準備の手際もスムーズに
的確に進み
必要な役割を
自然と自らで考え
みんなで力を合わせて

















あっという間にセッティング完了

12時半開始まで
十分な時間が生まれた

師匠は、着物に着替え


時間となり

移動展開場スタート

そして、すぐに
会場の外で
揮毫(きごう)が


そこに書かれる字は

当日のその瞬間まで
誰にも明かされることはなく
ワクワクとドキドキ
注目が集まる

大きく書かれたその字は
『無』



ええっ!おおっ‼️
まさか、まさかの⁉️

以前、房仙先生は
無限はあまり好きな言葉ではない
なにもないゼロなものは
あり得ないと話していたことも

けれど

そこには『無』の字が

並々ならぬ覚悟が込められていることを
その瞬間に
強く感じた

新たな道が拓く

何もないところに
何かが生まれる

0から1を生み出す

いつだってまっすぐに
必死に生き続ける姿を
その背中を
私たち弟子たちに
集まった方々に
支え続ける家族に
見せている

弛みない志がそこにあった

あり得ないことを
乗り越え突き抜け続けているからこそ
その姿は
言葉以上に
伝わり、届いて来る

表と裏
光と影
白と黒

限りあるからこそ
生まれるものがある

一点の曇りもない空の下で
書かれた字

何を感じ?
何を思い?
何をするのか?

答えは一つじゃない
正解も間違いもない
人の数だけその答えはある

新撰組のゆかりのある壬生寺で
ただならぬ運命を感じた

感じ方も表現も
人それぞれ

必死に取り組み
生き続ける姿は
必ず、誰かに、何かに届く

それが誰かの、何かのためでもなく
自分の力になるから
そんなメッセージを
今回の京都で
強く感じました。

1人だけではできないこと
みんなで力を合わせて作り上げることで
生まれてくることがある
だからこそ
いつだって
自分に正直に
せいいっぱい、全力で生き続ける

たとえ、目の前が真っ暗でも
そこから道は拓き
あり得ないことが可能になっていく

さらにパワーアップして
さらなるレベルアップを目指して

京都から帰って来て
息子の誕生日に間に合った!


この笑顔が最高だなぁ

10歳になりました!



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#無
#福田房仙