ちょっとだけハイジーナの話題から反れます。
古代ギリシャと古代ローマは、神話をほぼ共有するようにギリシャ文化を継承したと思われていますが、
似ているようで大きく違います。

ローマは、大帝国を築いたのですが、古代ギリシャは都市国家でした。
古代ギリシャを継承したようなローマですが、広大な領土を統治するために成文法の体系を造り出しました。
これを現在ではローマ法の流れを「大陸法」と呼び、イギリスとアメリカの判例主義に基づく法体系を「英米法」と呼ぶようになりました。
当然ながら、世界には伝統ある大陸法が広まっていきましたが、世の中が変わります。

冷戦が終わり、世界経済が資本主義優勢となります。
更に、資本主義は金融資本主義に変貌していきます。
つまり、伝統的な大陸法体系よりも金融資本主義に立脚した英米法体系の方が都合よくなってきました。
その理由については、知っているけど話が長くなりすぎるので別の機会にしたいものです。

続く・・・・