夕刊フジの駅売り広告に「アメリカ 韓国を拒否」とあったですねぇ。
これは私が書いていた韓国型戦闘機への技術移転拒否の話なんですが、ずいぶん遅い報道ですな。
たかだか40機くらいF‐35を買ったくらいで、技術移転してもらおうなんて根性が浅ましいじゃありませんか。
日本なんか、当初42機購入から100機以上の購入に増やしたのに、技術移転を求めてないじゃありませんか。
現在の主力戦闘機F‐15Jは開発時期が古くロシア製の戦闘機に後れを取るので、自衛隊は魔改造を進めています。
しかしながら、すべてのF‐15が魔改造できるわけではないので、その分をF‐35に代替することになりました。それで調達数が韓国より大幅に増えました。


さて、そもそもアメリカが移転を拒否した技術の戦闘機用フェイズドアレイレーダーは、F‐2がアメリカとの共同開発になったときに調査団が見てビックリした三菱電機が世界で最初に作ったものです。
共同開発って言ったって、バーターできる技術があるから共同開発なんです。
韓国みたいに、技術をもらうだけってのは日本じゃ共同開発って言いません。


日本は、フェイズドアレイレーダーをさらに小型化しています。
じつは、ミサイルにまで搭載しています。
アメリカが新型の空対空ミサイルを開発したとき、日本に輸出しない可能性があると思った防衛省は独自のアメリカの新型を凌ぐ性能のミサイルを開発することにしました。
で、実際にアメリカのAIM‐120を超える性能のミサイルを作ってしまいました。
なにしろ性能が良すぎて、命中しなかったとき接近した所で爆発(レーザー近接信管)して、さらに敵機の方向に破片を飛ばす(指向性破片弾頭)という細かい技を使うまでもない!
この技術こそ、イギリスが興味を持って日本に「ミーティア」の共同開発をしようよと持ちかけてきた理由です。

イギリスとの共同開発では、日本にも欲しい技術があります。
ラムジェットエンジンです。
日本にもあるんですが、イギリスの方が経験が豊富でです。
お互いにいい共同開発ができるでしょう。