ギリシャがあと3日くらいで破綻しそうですね。


なんでこんなことになったかというと、ギリシャ人が働かないからですね。
そんなの当たり前なんですが、お国柄なんでしょう。
古代の神話をみても、ギリシャ神話の神々は人間に優しい。
温暖で自然の恵みが豊かで、自然に助けられて生きてきたから神々にその恵みを感謝したんですかねえ。
酒の神バッカスみたいな気楽な神がいるのも南欧ならではです。
もっともバッカスはもっと東方の神がギリシャ神話に取り入れられたようです。
輸入された神々は多かったみたいですね。
日本だって、七福神はインドの神様、道教の神様、実在の僧侶などのパッケージ商品ですから。
ギリシャの神々のリーダーであるゼウスは、全能の神とされますが妻ヘラがいながら人間の娘が好きで、
白鳥の姿になってレダという娘を追い回したり、蟻のように小さなミュルミドン人の娘クレイトリスを誘惑するため蟻に変身します。
そうそう、クレイトリスって、あなた大きい声で言えないでしょう。語源はこれだったんです。


さて、一方北欧の神々はギリシャの神々ほど優しくありません。
ヨーロッパの北の地方は、冬と冬以外の2つの季節しかありません。
太陽の出ない冬以外の季節に、人は働いて試練の冬に備えるのです。
働かなきゃ死んでしまうんですから。
そんな人間に神々は優しくありません。
いや神が優しくないんじゃなくて自然が優しくないんです。
優しくない自然の民は、試練だけを与える神々を持ちます。
最高神にして隻眼の神オーディンも最後は「神々の黄昏」ラグナロクで死んでしまう。
神々の助けはない北欧の人々は、必死に働きました。
何しろ自分が働かないと死んでしまうんですから。
誰かが助けてくれると思っているギリシャの人々とは違うんです。


一説には、ギリシャの労働人口の34%が公務員で、民間も税金を払おうという意識が全くありません。
だから、国にお金があるはずないんです
今、その破綻直前に至っている原因は、働かないでお金を集めようと考えたことにあります。
ユーロに加盟して、ユーロの信用で国債を発行して借金をしました。
なぜユーロ圏に加盟すれば信用が得られるかというと、加盟条件に財政が健全であるという条件があるからです。
ところが、あろうことかギリシャは加盟に当たって国家財政を粉飾したのです。
本当の赤字を隠して、不正に加盟して借金を重ねました。