ロシアのSu-27フランカーとMig-29フルクラムが非常によく似たデザインであることは有名です。


su27
Su-27
mig29
Mig-29
私くらい軍事オタクになると、一目で区別がつきますが普通の人はなかなかわかりません。
なぜ似ているかというと、両機の開発に当たって中央流体力学研究所の研究成果が使われたからなのです。
実際この両機は、そっくりです。
そして、実に美しいデザインであることは美しさの正体が機能美であると示しています。
人殺しの道具である日本刀が美しいのも、機能美を磨きあげた結果なのかもしれません。


ところが、ステルス戦闘機の場合は優れた空力性能からアプローチできません。
最初に電波の反射方向を限定する形が決められて、そこに中身を詰め込んでいくという設計になります。
だから平べったい板みたいな飛行機で、空力的には不利なスタートをしなければなりません。
アメリカのステルス戦闘機Fー22ラプターとFー35ライトニングⅡはともにロッキードマーチンが開発しました。
翼の形状は親子か兄弟のように似ています。
ロシアのPAKFA(T-50)は、実戦配備されたらSu-○○というスホーイ設計局のナンバーで呼ばれることになりそうです。
この機体の形状もステルスの作法に従ったもので、ロッキードマーチンの機体に似ています。
Fー22ラプターのそっくりさん!だから「ラプタースキー」とアダ名されています。
pakfa
ラプタースキー


さて、カナダの中国語版軍事情報誌「漢和防務評論」が中国の殲31をケチョンケチョンに貶しています。
殲31は、アメリカのFー35のデッドコピーです。
f35
F35
sen31

殲31(パクリ)

サイバー攻撃でロッキードマーチンから盗んだデザインなどで作った機体。
たぶん、ステルス的には優れた形状でしょう、なにしろそっくりなんですから。
そのせいで、まともに飛ぶのが難しそうです。
ケチョンケチョンだったのは、まずエンジンが黒煙を撒き散らしていたこと。
このエンジンは、ロシアのクリモフ製だとされていますけど、中国の劣化コピーなんじゃないでしょうか。
ゆえに、出力不足。
旋回中に高度が下がっていた。
エンジンも悪いが、機体も悪い。
ロシアの協力はあったら、あんなものはできていなかったことでしょう。


結局、殲31は本家のFー35に対抗できるどころか、ロッキードマーチンが片手間に設計してやった韓国の練習機T-50程度の性能じゃないかとしています。
t50

ロッキードマーチン設計でGEのF414エンジンを積んだ韓国の純国産機(笑)