韓国で大ヒットした映画で、豊臣秀吉の朝鮮征伐の海戦を描いた作品です。
英雄とされる李舜臣率いる朝鮮軍12隻が330隻の豊臣軍を撃退したという話です。
もともと朝鮮はなんでこんなに弱いのかと思うほど戦争に弱いのです。
そんなわけで、鬼神のごとき李舜臣の働きぶりに韓国人は熱狂したのです。
日本の場合は、日清戦争・日露戦争という強敵を相手に勝った歴史がありますが、韓国の場合は全くない。
むしろ、日清戦争・日露戦争とは朝鮮半島を清やロシアに支配されると日本の安全が脅かされるということから、
日本に自衛的戦争であったわけです。
つまり、朝鮮は戦争の当事者にもなっていないのです。
もっと前の、元寇は中国のモンゴル王朝が日本を攻めたことになっていますが、実際は高麗が元をそそのかして日本を攻めたのが正しい。
その時の対馬での高麗軍による残虐行為がひどかったと歴史に残されています。
アメリカ軍についていったベトナムでも、軍じゃなくて住民に対する残虐行為がひどすぎて、アメリカ軍を困らせています。
話が反れましたが、史実では鳴梁の海戦は朝鮮12~13隻の大船で豊臣の数十隻を向かい受けたとなっています。
日本側数十隻が朝鮮の記録では120隻となっており、そこで李舜臣の強さを誇張するため水増しされています。
その水増しされた歴史をさらに3倍して、もっと歴史を捻じ曲げているんです。
ただ、豊臣軍が数倍の数だったことは事実で、緒戦で李舜臣は大軍の豊臣軍相手に損害を与えました。
ところが、李舜臣は豊臣軍が追いかけて来ないほど遠く北に引いてしまいます。
それで、豊臣軍は苦も無く上陸して築城します。
映画のとおりだったらあり得ない史実です。
ここに、朝鮮軍と明軍が攻めてくるんですが、戦国を勝ち抜いてきた豊臣軍にことごとく撃退されてしまいます。
中国の明王朝の属国だったことが明らかなことですね。
映画を見ていないんでここらへんがどう描かれているのか知りませんが、たぶん隠していると思います。
そんな豊臣軍の方から、「撤退するから停戦しよう。」という申し出がありました。
手も足も出なかった明・朝鮮軍としては、「じゃあ、停戦協定しようか。」となりました。
戦争でもっとも難しいのは、撤退作戦なんですね。
それは現代でも同じです。
皆さんは歴史で習ったからご存じでしょうが、豊臣秀吉が死んだのが理由です。
豊臣軍が撤退する中、朝鮮軍も豊臣秀吉の死を知ります。
そして、協定を反故にして李舜臣は豊臣軍を追撃します。
結局、豊臣軍は撤退作戦に成功して帰国したわけですが、英雄の李舜臣は被弾して戦死してしまいます。
事実関係を眺めてみると、コイツのどこが英雄なんだかわかりません。
まあ英雄のいない国だからしょうがないですねえ。
ちなみに日本の武将たちの甲冑はきらびやかですが、朝鮮の綿甲冑はこんなもんです。
李朝王室の甲冑でさえこんなもの!
甲冑にしても現実と映画の虚構ではこんなに違います。
史実に基づいた映画を作ったら、日本に比べてあまりにみすぼらしくて韓国朝鮮人はいたたまれないでしょうね。