ブリヂストンはオーストラリアの鉱山で使用する巨大ダンプカーのタイヤを作っています。
こういう超大型タイヤを作れるのはブリヂストンとミシュランの2社しかなく、両社でほぼ市場を2分しています。
ただ大きいだけじゃなくて、大きいがゆえに熱をどう逃がすかという技術力の問題なんですね。
ブリヂストンはタイヤの素材から技術力を磨いているわけで、ミシュランしかライバルがいません。
かつて、F1レースはタイヤメーカーが2社で供給する時代があって、そこでも両社は戦っていたことがあります。
そこまで特殊じゃない一般の自動車タイヤでは、1位ブリヂストン、2位ミシュラン、3位グッドイヤーが3大メーカーで約40%ちょっとを占めています。
残りの60%弱を世界100社あまりで分けています。
4位コンチネンタル(ドイツ)は、私が以前乗っていたシトロエンBXに付いていました。
5位がイタリアのピレリ、6位住友ゴム。7位横浜ゴムです。ちなみに東洋ゴムは13位、中国・韓国メーカーがこのあたりにウジャウジャいます。
ここからが問題で、テジョン消費者連盟がエコタイヤの性能評価を行って「韓国製」タイヤがもっとも優れた燃料費削減性能を持っているとしました。
それによると転がり抵抗係数で、韓国タイヤの「アンフラン・エコ」6.3、クムホタイヤ(韓)「エコウイングS」6.5、ミシュラン「エナジーセーバー」7.2、ネクセンタイヤ(韓)「Nブルーエコ」7.7、グッドイヤー「GTエコステージ」8.3、ブリヂストン「エコピア」9.4
世界的には、有象無象の弱小メーカーが世界3大メーカーを凌ぐ性能を発揮したのです。
特に、日本メーカーにして世界首位ブリヂストンの技術力が低いとアピールしました。
そこで疑問に思ったのが、世界最大のメーカーが聞いたこともない弱小メーカーに劣る製品を出して恥ずかしくないのか?
日本のタイヤ公正取引協議会(公正取引委員会の関連組織)のデータを見ると、ブリヂストン「エコピアEP100S」6.5、クムホ6.8~8.5、ネクセン7.4~8.8となっています。
と、韓国の消費者団体と日本の公的機関では全く逆の結果となっています。
じつは現代自動車が最近、燃費偽装をしたんです。
そんなの知っているという方もいらっしゃると思いますが、違うんです。
また、やったんです。
懲りません。
テジョン消費者連盟が反日で、日本メーカーのデータを悪く発表したのかどうかわかりませんが、それを信じた韓国の消費者は余計なガソリン代を払います。
反日にも金がかかるのですなあ。
ご苦労様です。