上海出身の大山さん(仮名)の話は面白かったです。
江沢民の話が出たので
「上海閥は、どうして日本が嫌いなの?」
と聞いてみました。
江沢民は、トヨタ自動車を誘致しようとしたが販売価格を低く抑えることを条件にしたため、折り合いがつかなかった。
そこに江沢民の条件を飲んで進出したのがフォルクスワーゲンだった。
トヨタ自動車に面目を潰された江沢民は怒り狂った。
という話ですが、本当かなあ?
実際のところ、上海の人は日本が好きで江沢民率いる上海閥の共産党幹部は民意を代表していないとも大山さんは言っています。
そのフォルクスワーゲンは、中国で販売台数トップを続けています。
世界販売台数トップを争っているのは、トヨタ自動車とフォルクスワーゲンとGMの3社です。
フォルクスワーゲンは、中国での増産を決めて投資を拡大します。
世界最大の市場でさらに伸ばして、トヨタ自動車とGMを蹴散らして世界のトップに躍り出る腹積もりです。
長谷川慶太郎さんによれば、アメリカや日本の企業が中国から撤退しているのに、ドイツ企業が今頃投資しているっていうことです。
日本やアメリカは、中国の情勢をよく知っていますがドイツはあまりに遠い。
だから13億人の市場とか言われて、今さらながら投資しています。
たぶん、数年間は中国市場のおかげでフォルクスワーゲンが販売台数世界一を占めることでしょう。
でも、そのあとは酷い思いをするのでしょう。