物陰から石

みんなの党の塩村文夏都議に自民党の鈴木章浩都議が「早く結婚しろ！」とヤジを飛ばした件。
騒ぎすぎじゃないですかね。
早く結婚しろ！とは大きなお世話ではあるが、これが逆ならセクハラヤジにはなりません。
だいたい塩村都議は、身内から常々言われていることでしょうし少子化対策を訴えるなら、早く結婚してお子さんを設けた方が説得力あります。


一方、鈴木都議のヤジはまったくのセイロン紅茶ではありますが、言っちゃいかんでしょ！
あんた、公的立場の人間なんだから、言っていいことと、言っちゃいかんことを瞬時に判断する瞬発力が必要です。
まあ、国会議員だって失言をボロボロするんだから、あまり難しい注文はできません。


ハマコーこと元国会議員の故浜田幸一センセーは、ヤジ将軍でも有名でした。
センセーのヤジ三原則は、「女性をヤジらない。」「国民の皆さんに生きがいを与えるものでなくてはならない。」「ナイス・ジョークでなければならない。」でした。
センセーは晩節を汚して残念な最期でしたが、センセーのトークは面白かったなあ。
ナイス・ジョークは、聞いた者（ヤジられた本人以外）を楽しくさせます。


鈴木都議の場合は、ヤジった本人か問われて一度否定しています。
こういうのは、物陰から石を投げる行為で公人たる議員が行うことの許されない卑怯な行為です。
その鈴木都議の事務所にも生卵２０個が投げつけられたという事件が起こりました。
早くも５０台の男が取り調べを受けています。
鈴木都議の行為は、この男の行為と同じレベルです。
見つかんなきゃいいってわけじゃないだろ！
自身は責任を取らずに逃げ切るつもりだったんでしょう。


しかし、さらに言うなら鈴木都議の落ち度につけ込んで、この騒ぎにしたマスコミもことある毎にこんなことを繰り返しています。
コイツらも鈴木都議と大して変わらない「物陰から石」の根性を持っているんじゃないのか？
今回の騒ぎって、どいつもこいつも見苦しいですねぇ。