韓国が対外純債務国というのは意外でしたが、さらにその内容がひどいのにも驚きました。
まず先に中国の負債構造を見てください。
データは住友信託さんがSEICから作成したものです
債券はほぼゼロで、借入金も少ないです。
最も多いのが直接投資、つまり中国が「世界の工場」になったのは外国企業の工場に対する設備投資があったからなんですね。
これは、工場の建物と設備になっているので、簡単には引き揚げられません。
ただし、外国人にとってラッキーなのは、中国経済が破綻しても貸し込んでいないのでダメージがあまりありません。
バブルが崩壊しても、影響が小さいことがわかります。
リーマンの時は、訳の分からない広がりのため世界中が巻き込まれましたが中国バブルの崩壊は、他国に与える影響が小さい。
つまり、勝手に崩壊なさって結構です。ってことですね。
次に、韓国の負債構造を見てください。
中国と違って直接投資が少ないでしょ。
韓国からは、金が逃げ出しやすい!
細かく見てみましょう。
一番多いのが、証券投資なんです。
これは、通貨危機のとき、韓国の金融機関が外資に買い取られてこんなことになったのです。
また、韓国には民族系の大銀行がありません。
そんで結局、みずほ銀行など外国銀行に頼らざるを得ませんでした。
株式は、いざという時売り払われます。
借入金は、貸し剥がしになります。
すなわち、韓国の経済構造は極めて脆弱(「ぜいじゃく」と読みます。「きじゃく」と読む人が多いですが間違いです。)なのです。
韓国の場合、経済上の困難が続くと貸し剥がしと、株式売却で外国人が逃げ出しやすい状況にあります。
そんな状況に備えて、通貨スワップがありましたが韓国側の要請がなく一部終了しました。残りも同様になりそうです。
韓国は、バブル崩壊前夜の中国に日本の代わりを求めるのですが、正気の沙汰とも思えません。
ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、円のような国際決済通貨(ハードカレンシー)とのスワップなら意味がありますが、人民元とのスワップなど「おままごと」です(≧∇≦*)
なぜならハードカレンシーを持つ日本が、金泳三大統領のとき「つなぎ融資」をしたから韓国は破綻を免れたのです。
金泳三大統領は大変に感謝していたのにかかわらず、その後の韓国側は「自力で回復したのに、よけいなことしやがって。」という態度でした。
次こそは、絶対に助けてはいけません!
続こうかなあ?