アジアで傍若無人な振る舞いで孤立しつつある中国は、ベトナムにも天然資源強奪に動いています。
ベトナム船に中国船が体当たりを繰り返し、証拠映像が黄海されていますが鉄面皮の中国はベトナムが体当たりを170回以上していると根拠のない無意味な主張をして嘲笑されています。
そのベトナムでは、根拠は正しいけど反中国デモが暴徒化しており、中国系企業の労働者数百人が工場に閉じ込められているそうで、中国人21人が死亡したという一部報道があります。
困ったことに日系企業までついでに襲われたりしているということですが、もっととばっちりを受けているのが台湾人。
中国語を話すし顔を見ていてもわかんないですから。
「間違えないで、私は台湾人です。」 ってステッカーを大量に印刷して配っているというのですから、笑うに笑えない話です。
ロシア製の戦闘爆撃機Su-34を購入して、すでにロシアから引き渡しを受けています。
戦闘爆撃機とは、アメリカのB-52戦略爆撃機のように大型の航空機に核兵器を含む大量の爆弾を広域に撒き散らすタイプの機体ではありません。
大型戦闘機をベースにして、高速で敵陣に突っ込んで爆撃するタイプ。
アメリカでは退役したFB-111が有名です。
現役では、F-15SEあたりがその役目を担っています。
ベトナム軍がSu-34を導入したと判明したのは、フェイスブックでベトナム軍基地と思われる施設内での写真が公開されたからです。
明らかに、ベトナム軍側からのリーク情報です。
つまり、ベトナム船に体当たりを執拗に繰り返す中国への警告と見るべきでしょう。
ベトナム軍は、フィリピン同様お粗末というべきレベル以下の海軍力しかありません。
しかし、ロシアの対艦ミサイルを積んだ戦闘爆撃機は、ベトナムが海軍力を整備するよりずっと安上がりに早く中国海軍に対する抑止力を獲得することになります。
それに、ロシア製の潜水艦も買っているんです。
やっていることが、中国海軍がアメリカ第7艦隊に対して行っているAA/AD戦略(接近拒否エリア拒否戦略)と同じことをやっているのです。
ベトナムお見事です。
中国の反日デモと中国のアメリカ軍対策の両方を踏襲して、中国にお返ししてくれているのです。
中国は、自分たちが他国に対してやった嫌がらせがどんなものか、そのまま感じていることでしょう。
誠に痛快ですベトナム!