2012年5月に、韓国京畿道坡州市の私設博物館「タイムカプセル」にあった貴重な資料が発見されました。
まさにタイムカプセルの名にふさわしく70年の時を経て開かれたのは、戦時中ビルマ・シンガポールの慰安所で管理人をしていた朴氏という朝鮮出身の方の日記です。
韓国で慰安婦の研究をしているソウル大学の安秉直名誉教授は、日記26冊をを借り受けて研究しました。
安名誉教授は、この日記の日本語訳を京都大学に依頼しました。
そして、2013年8月ウェブ上で(仮)の字で付きますが公開されました。
おかげで、京都大学の研究者の監訳という形で読むことができます。
安名誉教授の分析を含めて全185ページに及ぶ資料ですが、簡単にpdfファイルでダウンロードできます。
何を隠そう私は、今朝電車の中でダウンロードして90ページ辺りまで読みました。
何時間電車に乗っているのかと驚かれるかも知れませんが、そうではありません。
日記の部分は、ほとんど朴氏がどこで朝飯を食って帳場の事務をして、誰と遊んで、映画を見たとかいう内容です。
極めて薄い内容で斜めに読めます。
そんな中に、比較的多く出てくるのが慰安婦の貯金をしに行く用事があります。
また、送金をしています。600円家族に仕送りしている慰安婦がいて、貨幣価値換算アプリで計算すると現在の20万円くらいになるようです。
朴氏は映画が好きなようで、慰安所の慰安婦と中居さんも連れて見に行っていたのです。
ビルマの映画で言葉はわからないが映像はきれいだとか書いています。
健康管理も行っていて病気の者は入院させ、予防のため「衛生サック」とやらを1000個受け取ったという記述があります。コンドームのことを当時はそう呼んでいたんですね。
仲間が慰安婦の募集に帰鮮したり、慰安婦が許可を得て帰国する場面なども記録しています。
安名誉教授は、決して親日ではありません。
90年代から慰安婦問題が注目され始めた頃は、韓国の慰安婦問題を叫断する反日団体と一緒に研究していました。
しかし、反日が目的の団体と学術的研究が目的の安名誉教授の間にズレが生じて、現在では安名誉教授の研究発表を妨害する関係となっています。
それでも、安名誉教授は繰り返しますが親日ではありません。
慰安所の運営に軍が関与し慰安所は軍の下部組織のようだと指摘するところはしています。
ただね、映画を見に行ったり、貯金したり、実家に仕送りする「性奴隷」っていますかあ?
ベトナムに行って誰かれ構わず強姦して「ダイライハン」という混血児を残してきた韓国軍が、どうして慰安婦問題を非難できるんでしょ?