アルゼンチンの通貨ペソが暴落して、物価が3割上昇するなど国民生活が混乱しています。
これが震源地となって、世界同時株安となったと報じられています。
アルゼンチンの女性大統領クリスティーナ・フェルナンデスは、外資系企業の資産を国有化したりIMFのラガルドさんと対立するなど、経済運営がメチャクチャでした。
経済オンチもいいとこで、新興国の中でも最低の人物だと思います。
しかし、これに異議をとなえる向きもありました。
中国のシャドーバンキングの規模4兆8000億ドルに対して、アルゼンチンの対外債務は1336億ドル。
このシャドーバンキングの商品の一つ4億9600億ドルが、1月31日に償還期限が来ます。
この商品は中国の石炭会社への融資金の返還債務を中国工商銀行が信託化したものです。
で、その石炭会社は1年以上前に倒産しています。
だから何だっていうと、これを銀行が尻拭いするかしないかで見方が分かれています。
今のところ尻拭いしないと銀行は言ってますが、そうなるとシャドーバンキング全体の破綻が見えてきます。
そりゃまだわかんないのですが、香港上海銀行の中国製造業購買担当者指数が落ちたタイミングで、アルゼンチン危機が起きたという主張があります。
でもねえ、ちょっと論理の飛躍があるんじゃないですかね。
基本的に中国の金融って、ある意味鎖国状態なんです。
シャドーバンキングに投資しているのは、100%中国人ですよ。
こんなディスクロージャー(情報開示)のない金融商品を買うバカは中国外にはいません。
だから、シャドーバンキングが破綻したって被害を被るのは、中国人の金持ちだけです。
リーマンショックのように、世界に波及しません。
ただ、全く関係ないわけじゃなくて2つ悪いシナリオがあります。
1つは、中国の対外資産をキャッシュ化するため主にアメリカ国債に投資しているわけで、これを売り出すとアメリカの長期金利が上げる恐れがあります。
2つは、経常黒字国の日本円は安全な通貨だけに再び円高になる恐れがあります。
やっぱり、今のうちに中国の過剰リスク資産から逃げておかないといけませんね。
早い目に中国経済を潰しておかないと、軍備を拡張されて大変なことになります!
しかし、アルゼンチン危機が中国起源とは?
わかりませんなあ? ??