宇都宮健児先生は、元日弁連の会長で消費者問題に詳しい弁護士という印象があります。
私は、宇都宮先生の書いた商業チェーン展開の本を読んで勉強させてもらったことがあるんです。
その頃は、アメリカのハンバーガーレストラン:マクドナルドの契約書を手に入れて、高校の同級生だった某偏差値の低い大学の助教授に助けてもらいながら翻訳しましたっけねえ。
(そいつ大学は東大に進んだんですが、勤務先の学生課に頼まれてかつての同級生を訪ねて探させ学生の就職先を探してましたっけ。東大生が就職する先に、お前の偏差値低い生徒を紹介してどーすんの?って言ったら、だから困っているんだ!ということでした。)
著作物を読んで活字の世界から宇都宮先生を知りましたが、NHKのテレビにも消費者問題で出演されることも多くお顔と名前が一致しました。
そんな宇都宮先生が都知事選に出て、大差とは言え次点となったのは驚きでした。
選挙は、そのときが初めてではなかったのです。
日弁連の会長選挙で勝っているのです!


こんなこと言っちゃなんですが、私の尊敬する岡村勲先生も日弁連の会長選挙に出ようとしたことがありました。
先生の事務所は大きいし、事務所から巣立ったお弟子さんの弁護士も多い。
それで、どうやったら選挙に勝てるのか調べてみると、選挙運動に2億円くらいかかるんだそうです。先生は、それは小金井カントリークラブの会員権を売れば何とかなる。
あとは、お弟子さんの弁護士たちが票集めに奔走するんだそうです。どう奔走するのか知りませんけどね。
「ええ、そんな自民党みたいなことしなきゃなんないのか!」
ということで断念したんだそうです。
(小金井カントリークラブというゴルフクラブは、名門中の名門というだけでなく会員権=株式という非常に珍しいクラブなのです。普通のゴルフ会員権とは、持ち分を持たない施設利用権です。)


じゃじゃあ、宇都宮先生は、2億円と自民党みたいな票集めをしたのか?
違いますね。
自民党じゃなくて共産党式の選挙運動をしたのでしょう。
私、宇都宮先生の本で勉強させてもらったから尊敬するけど、こんなに真っ赤な人だとは思いませんでした。

つまり、軽蔑も同じくらいあります。
共産党と社民党が支援するようですが、宇都宮先生今度も次点だと思います。
せいぜい頑張りすぎないようにやってください。