アメリカ軍佐世保基地に新しい艦艇が配備されることになりました。
The littoral combat ship USS Independence (LCS 2)
沿海域戦闘艦です。
アメリカ海軍のホームページの写真です。
見事なステルス形状をしています。
正面から見るともっと特長があらわれています。
三胴船=トリマランという構造です。
広い甲板を持ちつつ、推進抵抗が少ないので高速を出せます。
甲板には、大型の輸送ヘリ2機を余裕で運用できます。
動力は最近の西側軍用艦船の常識であるガスタービンとディーゼルを各2基備えています。
ガスタービンはM1戦車にも使われていますが、燃料の消費が激しいのでM1も補助にディーゼルエンジンを積んでいます。
「西側の」と断ったのは、ロシアや中国では未だに蒸気タービンが使われているからです。
当り前ですが、ガスタービン船の方が機動性に優れます。
このインデペンデンスは、ウォータージェット方式でスクリューがないので、沿海域の浅瀬でも大丈夫。
なんと40+ノット(海軍のHP)ということですが、実際は47ノット(時速87km)も出るそうです。
しかも、その場で回転できるくらいでスクリュー船では想像できないような機動性です。
たまに尖閣諸島周辺で海上自衛隊と共同演習をやってもらいたいものです。
それにしても、このユニークな形状は側面からのミサイルや魚雷攻撃にダメージコントロールしやすそうです。
これと同時に、2019年から西太平洋地域にF‐35を配備すると発表しています。
当然これらの動きは、海洋進出を推し進める中国を封じ込めることが目的です。
頼もしいじゃありませんか。
中国の張りぼて戦闘機殲20は、エンジンが開発できないので、ずっと配備は先送りでしょう。