昨日のブログには900人が訪問されて、1300アクセスもあって、どうしたんだろう?
と、思ったら検索ワードを見たら「シャイボー」が多かったんです。
上海銀行間取引金利のことで、短期金利の指標とされるものです。
6月26日のブログがこのタイトルで書いているんです。詳しくはそちらをご覧ください。
驚いたことに、「シャイボー」で検索すると私の記事がグーグルで上から2番目に出てきます。
しかも、Yahoo知恵袋の質問で「シャイボーショックとは?」という質問があって回答者が私のブログをリンクして
ベストアンサーになっています。
おいおい、ベストアンサーを書いたのはその回答者じゃなくて私だぞ!
しかし、6月26日のブログはSHIBORの解説としては我ながらよく書けています。
適当な長さの解説文であり、基本的な説明と関連するトピックスも交えた文章です。
日本経済新聞以外の新聞記者がパクっても不思議はないレベルですな。
他にも直リンクしているページがあるみたいで、

私のブログって役に立っていますねえ♪


その記事の中で、中国の中央銀行は独立性がないから共産党の意思のままであると書きました。
先進国の中央銀行は皆政府から独立しており、ジンバブエのような大統領のお財布代わりになっている国では、ハイパーインフレが起きています。
ただし、日本の場合は独立性を強くしすぎたためデフレを招いたという指摘もあります。
一昨日読み終わったクルーグマン博士の本を読むと、中央銀行は独立する必要がないとまで言っています。
中央銀行の独立性と言われだしたのは1970年代で、そんなに古いことではなくてこの頃各国がインフレに悩んだ結果現在のようになったのだとか。
そうすると、インフレの逆だった日本で白川前総裁を野放しにしておいたのは間違いだったということのようです。
しかも、独立性よりも総裁の資質の方が問題であると指摘しています。
ということは、頑なにお札を増刷することを拒んでいた白川前総裁は資質に大きな問題があったことが独立性以上に問題だったのか。


ちなみに、クルーグマン博士は先日退任したばかりのバーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長のことは評価していました。
ただし、バーナンキがプリンストン大学の教授だった頃主張していた頃より、実際にFRB議長になってからやった仕事は踏み込みが足りないと批判していました。
一方、その前任のグリーンスパンは在任中は芸術的に金利を操ってみせたが、退任後の発言はすべて間違っていると指摘します。
そんなわけでグリーンスパンはクルーグマン博士が嫌いなようです。
ひらのXX的日常-KRUGMAN

日銀の黒田総裁については、全面的に支持するから積極的に結果をだすまで努力して欲しいと注文しています。
コストプッシュインフレのような悪いインフレでない2%の良いインフレは実際難しいので、成功しそうもないと思っても止めてしまうのではなく、さらに別の手段を使っても目標を達成する努力をすべきと言っています。
それが成功したら他の国にとっての良い手本となるであろうというのが、本のタイトル
「そして日本経済が世界の希望になる」の意味なのです。