オスプレイが海兵隊の運用する航空機の中で、もっとも安全だというのはすでに述べた通りです。
オスプレイの沖縄と岩国配備は、
中国と北朝鮮にとってアメリカ海兵隊の能力が飛躍的に上がるという恐るべき事態です。
これをアメリカに止めてくれとは言えないわけで、中国と北朝鮮が困るということは、それ自体が抑止力になっている証なのです。
日本では、中国の手先である国賊の沖縄国際大学の前泊博盛教授は「危険だ!危険だ!危険だ!」と大騒ぎ。
ま、そりゃどーでもいいとしても、
日本の公安は日本でオスプレイ反対運動を扇動する中国のインテリジェンス(謀略)を阻止できないんですねえ。(頑張れ)
さて、アメリカの軍事関係者はオスプレイについてどう考えているのでしょう?
開発段階で重大事故を起こしたのは事実で、そのため開発を中止すべきだと主張する専門家がいました。
なにしろ、ハリアーみたいな戦闘機ではなくて24人が乗れる輸送機だけに事故が起きたときの犠牲者が多くなってしまったからです。
この頃のことを中国の手先は強調して「危険だ!危険だ!危険だ!」と大騒ぎ。
それは、嘘じゃないけどアメリカはこの困難な開発を続けて完成したのがオスプレイです。
これはアメリカの航空機産業の技術的省略なのです。
確かにアメリカでも危険だと言われていたのは本当です。
しかし、開発中止を主張した専門家は、いまでは航空機産業から国賊扱いされています。
アメリカ海兵隊は、オスプレイは従来の輸送ヘリコプターCH-46より安全だと考えています。
老朽化が進んだとは言え、CH-46はアメリカ海兵隊の輸送ヘリコプターでもっとも安全な部類に入っています。
しかし、バスタブ曲線の事故率が急上昇する時期にさしかかっています。
したがって、24人乗れるCH-46には半分の12人しか乗せません。
それを知っていて、自分たちの頭の上をCH-46に飛んで欲しいのかオスプレイがいいのか考えて欲しいものです。
これだけ安全なオスプレイですが、あくまでも軍用機です。
民間旅客機ほど安全ではありません。
ごめんなさい、正直そうです。
でもね、安全なオスプレイを実際以上に「危険だ!」と言っている中国の手先が許せないだけです。
オスプレイの開発段階から低率生産段階に入った2000年の事故と対策が、軍用機と民間旅客機の違いを顕しています。
この事故は、夜間侵攻を想定した訓練で前を飛ぶオスプレイが減速したため、急旋回しながら降下を続けた機体が墜落した事故です。
原因は、回転翼機特有のヴォーテックスリングという自ら作り出した下降気流に嵌まって揚力を失う現象でした。
ヘリコプターの開発段階で多くあった事故です。
最近では、エンジンがタービンエンジンに置き換わって出力が高くなった結果、少なくなった事故です。
オスプレイが民間機なら、急旋回時に急激な降下を避けるプログラムをアビオニクスに組み込むことで解決します。
しかしながら、オスプレイは「Sink rate(降下率)」というアラームを表示することで解決しました。
どういうことかというと、オスプレイは軍用機で、しかも敵陣に斬り込む役目の海兵隊用に開発されたとも言えます。
周りから攻撃される環境で運用される機体です。
「安全第一ゆっくりゆっくり♪」などと、のん気なことを言っていられる場合じゃない場所で運用する機体です。
ミサイルの標的になることを想定しない民間機と、敵の攻撃を避けて生存率を上げることが必要な軍用機は安全基準がそもそも違います。
軍用機の宿命で、日本人が求めるような絶対安全はありません。
もしも、オスプレイが民間旅客機と比べて事故率が高いという指摘をする中国の手先がいても相手にすることはありません。
前泊が「危険なオスプレイ」と言っているのは、前泊が求める「中国の覇権主義」に対して危険だという本音を隠したトークです。