第二次太平洋戦争が起こると思われています。
もちろん、中国とアメリカを中心とする連合国の間です。
戦争に至る前段階を考えてみましょう。


中国のGDPが2016年にもアメリカを追い抜くと言われています。
これは、購買力平価という手法による計算で中国の方が物価が大幅に安いので、それを物価水準を揃えて考えるということです。
それを通常の為替レートで追い抜くのは、2018年になると言われています。
まあ大した違いではありません。
リーマンショックから世界で最も早く回復した中国の経済は、何で稼いでいるのでしょうか。
GDPの37%が輸出で、日本の17%程度と比べると倍以上です。
それと大きいのが不動産投資と鉄道建設です。


実は、ゴーストタウンを建設することでGDPを伸ばしていたわけで、しかもいい加減な地方政府の統計を合計したGDPは李克強首相でさえ信用していません!
日本のGDPを抜いた年、バブル分を除いたら実力は4割減だったようです。
だから、本当の実力では日本の方がまだ上(今年くらいまで)だという見方もあります。


つまりGDPの内容を分析すると、中国が成長するには輸出とバブルを増やし続ける必要があるということです。
それは、太陽光発電パネルにダンピング課税するアメリカやこれからしようとするEUが、今後なぜか輸入をどんどん増やすってことです。
太陽光発電パネルのダンピング課税で、中国はフランスにワインのダンピング課税という報復をちらつかせました。
親中だったサルコジと違って、親日オランドと日本は中国への牽制をしようという矢先の傲慢な態度です。
これで、今後輸出は増えるんでしょうか?
むしろ、大西洋側と太平洋側で中国を排除した貿易協定ができます。


遠い所は、敵ばかりですが近くはどうか?
ちなみにアメリカの場合、国境を接するのはカナダとメキシコという友好国だけ。
中国は、ロシアに国土の150万平方キロメートルを奪われたという教育を始めています。
インドとは、カシミールの領有権問題とチベット亡命政権の問題を抱えており。
陸続きのベトナムやミャンマーとも問題を抱え、東シナ海では日本領有権に挑戦し、南シナ海でもフィリピン領などを侵略しています。


ということは、遠くも近くも敵ばかり。
傲慢になりすぎなんです。