今日、川越国税局に行ってきました。



生涯初めて降りる駅の「南古谷」を目指して行きます。
JR川越線の指扇と南古谷の駅間が異様に長いのです。
東武東上線の2~3駅分の距離があります。
それもそのはず、ずっと田んぼですよ。
これじゃ駅を作っても乗る人がいません。
ある意味、日本の米作り農家も捨てたもんじゃないと思いました。


次に驚いたのは、駅前に商店がありません!
ところが、セブンイレブンだけはキッチリ1店舗あるではないですか。
コンビニは日本に欠かせないインフラになっていますねえ。
しかしながら、私はどこで昼飯を食えばいいんだ?
税務署を目指して歩くと、「日本海庄屋」の昼定食がありますがありますが、とりあえずパス。
さらに歩を進めると、東池袋のつけ麺「大勝軒」の暖簾分けらしき店があります。
ラッキー♪と思ったのも束の間、「定休日」の文字が・・・
結局、「日本海庄屋」に戻るはめに。


さて、飯を食って勢いをつけて税務署に。
最初は、可愛いオネーチャンが出てきて、相談するもオネーチャンは相談内容を聞いて説明用パンフレットを渡す係のようです。
こっちが「ただ者ではない。」とわかると選手交替でベテランのオネーチャンが出てきて、さらに「ただ者でない。」と気がつくと上席に相談に行って返ってきました。
私も用が足りて税務署を出ると、今まで役所を出て目にしたことのない風景が!
ひらのXX的日常-tax

いやあ、のどかだなあ。


またまた驚いたのは、コインパーキングの看板です。
ひらのXX的日常-park

24時間600円???
東京じゃ30分600円っつーのもあるんですけど。



ここまで言うと、どんな田舎かと思われたとお察しいたしますので、今さらながらフォローしますと・・・。
隣り駅の川越は、江戸時代からの商都で古い街並みが美しい「小江戸」と呼ばれる街なのです。
東京から50kmくらいの距離で、昔で言うと13里半にあたります。
昔から川越の辺りで採れたサツマイモを焼いて「ヤキイモ」を江戸に売りに来たもんなんです。
だから、ヤキイモと言えば「川越」だったんですよ。
ヤキイモの代名詞を「川越」って言うのもありだったわけですが、昔の人は、巧いことを言うもんですねえ。
ヤキイモの旨さを「栗」に例えたんですね。
「栗より旨いヤキイモ」と訴えるのに、
「九里四里(合計で十三里)旨い十三里半(つまり川越のこと)」っつーコピーを考えたんですね。
なかなか昔の人は粋じゃありませんか。


そんなわけで、一駅隣の街としての完成度が低いのに驚いたわけですが、川越は江戸の昔から江戸から十三里半の街として親しみがあったのです。
こんなもんで、フォローになったでしょうか?